連邦化法案、ブッシュ大統領のもとへ

米下院議会は昨日、CNMIのイミグレーション・システムの連邦化と米下院議会に議決権なしの代表議席を創設する条項を含む、オムニバス・パッケージ法案を297117で通過させました。


民主党221名、共和党70名が法案に賛成票を投じ、共和党117名が反対票を投じました。


連邦化法案の提案者、下院自然資源委員会のNick J. Rahall委員長は、立法議会は至急にホワイトハウスのブッシュ大統領に送ると述べました。


ブッシュ大統領は、彼のオフィスに送られた後10日以内に、S.2739または統合自然資源法令2008への署名が期待されています。


フィッテイェル知事は、彼の連邦化法案への反対を繰り返しました。


「私は立法議会が下院議会の北マリアナ代表を用意してくれている法制定を光栄に思っている」と知事はバラエティ紙への声明で述べ、「私は立法の残った部分に失望した。金曜日の私のコモンウェルス所信表明でこの主題における更なるコメントを行うであろう」としています。


知事は、彼のローカル・イミグレーション政策管理を終わらせるこの法案に反対するロビー活動を行いました。


彼の内閣はこの法案の通過を阻止するため、ワシントンを拠点とするロビイストの雇用さえしました。


ローカルビジネス・コミュニティもまた失望させられていますが、そのリーダーの数人はそれを求めました。


米下院議会の連邦化法案に反対した証言が、ゲストワーカーを怒らせ、彼のビジネスへのボイコットを呼びかけさせた、前サイパン商業会議所会長のジャン・T.ゲレロ氏は「私はこれを期待していた」と述べました。


ゲレロ氏によると、「偉大な」米下院議会は「たとえ島の壊れやすい経済を傷つけたとしても、本質的に満足させること」ができるとしています。


「ビジネス・コミュニティを傷つけるであろう、米国が行っている全ての努力は、燃料価格の上昇、差し迫った最低賃金の引き上げなど、要因の複合である」と同氏は言っています。


現在の商業会議所会長のJim Arenovski氏によると、ビジネス・コミュニティは、この法案が法律になることに向けてすでに動いているとのことです。


「我々はこうなることはわかっていた」と彼は述べ、「我々は今、法を開始するための規則と規制で動く体制にある」としています。


 


「新たな夜明け」


 


Rahall氏は法案を支持することを議会に推薦しました。


「長すぎたCNMIで生じた濫用、また、救済立法が立法府で取られなかったことが長すぎた」と彼は声明で述べました。「この立法が新しい夜明けをもたらせ、この立法府への代表と共に新たな時代が始まり、CNMIの人々の声を聞かせる」としています。


20071211日にこの法案は下院通過しました。それが上院に届いたとき、この法案はオムニバス・パッケージ法案S. 2483へと一塊となりました。それは銃に関連した条項に関する懸念のため通過しませんでした。


S. 2483はその後すぐにS. 2739の番号を付け直され、410日に上院を通過しました。そして、その同意のため、下院に送られました。


米下院教育・労働委員会の会長George Miller下院議員は、この法案が「CNMIに、アメリカの法律に応諾する中で経済隆盛の新たな章を開く手助けとなることを」を望んでいます。


ミラー氏は1990年代早期からのCNMIのレイバーとイミグレーション法を批判しています。


下院の島問題担当小委員会の会長Donna M. Christensen下院議員は、立法通過を賞賛しました。


彼女は下院連邦化法案の主任草案者でした。


その承認は「雇用主に職を占める能力を持ち、彼らの経済での成功に必要とされる技能で、CNMI住民の能力を向上させるための継続した職業上の訓練、マリアナ群島の戦略的安全と非居住ゲスト・ワーカー・コミュニティの妥当な保護を保持、多角的地域経済に隣接したグアムとの協調促進などを確実にするであろう」と彼女は述べています。


下院議会で第二番目の長期奉仕者John Conyers Jr.下院議員によると、「コモンウェルス北マリアナ諸島への連邦イミグレーション法の拡張は、近年の奴隷制度の中で多数行われた外国人労働者の抜け道を終わらせる。憲法の自由保証は、たとえそれが遠隔地であっても、連邦合衆国の全ての場所で適用されねばならない」としています。


Conyers氏が座長を務める下院司法部委員会もまた、下院連邦化法案の草案者の一人です。


Madeleine Bordallo下院議員によると、彼女は、ついにCNMIが米下院議会で声を持つことになり光栄であるとのことです。


「コモンウェルス北マリアナ諸島の人々は、選挙への権限で下院での偉大な声を持ち、下院議会での彼らを代表する代表団の議席を持つ」と彼女は言っています。


「私はCNMIからの代表団が、下院議会で宣誓を行うその日を楽しみにしている。これは長く遅れ、また、このオムニバス、見解統一法案の大変重要な構成要素をなしています。私は、この代表団法案が全体の努力の一部になったことを確実にし、この立法を推進する中で、彼らのリーダーDonna Christensen委員長とNick Rahall会長に感謝する」と彼女は付け加えました。


前ロタ島の教師で人権運動家Wendy Doromal氏は、島のイミグレーション・システムの変更が結果として経済が安定することを願っています。

「これは長いこと遅れた法律です」と彼女は述べ、「まさに私は、常に連邦化が必然的であると考えていたし、長期契約労働者への国籍(永住権)のパス(許可)もまた必然と考えています。それは、CNMIを祖国と呼ぶ皆のための均等法を提供する、この変化を受け入れることは、CNMI住民全員の最高の利益となります。CNMIで働き、住む全ての人々に、安全な未来への道を開く変化です」としています。

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