8月23日(土)

土曜日はサイパン・トリビューンからの記事紹介です。
相変わらずCUCの問題が続いていますが、毎日の停電のために、9月からの公立学校の新学期が遅れるようです。

私立校は既に開校されているようですけど、私立全校が発電機を持っているわけではありませんから、条件は同じだと思うんですけどね。
高い月謝払ってる分だけ、私立校の方が不満は大きいのですが、その不満は学校経営者に向けられるものであっても、政府には直接苦情が持ち込まれませんから、知事としてはまず、自分たちに直接の苦情が寄せられる公立校を対象としたパフォーマンスをアピールしたというところでしょう。
大体、PSSの教師を減らしたり、予算を削減して、システムを切り詰めてるのは知事本人のくせして、この開校遅延で発生する余分な経費については一切触れていません。

もうひとつ、作為が感じられるのが、「外国人労働者のステイタス改善法案」についての、議会の意見と手順の不自然さですね。
ベナベンテさん、有権者島民をなんとか刺激せずに、政府及び議会を正当化しようとしている思惑がミエミエです。さらに自分の政治家としての人気取りも兼ねています。
だって、地元民の労働力、労働能力がどの程度かは、本人たちが一番よく知っているはずだし、失業者の数と外国人労働者の数を比較することが何の意味も持たないことや、現状の労働問題の本質からはもう完璧に外れています。

結局、このような状態にしてしまったのは、島民が選んだ議員と知事なんですから、島民もそこのところをあらためて認識しないと、また、問題が先送りされるだけで、いつまでたっても「自治」にはなりません。まあ、たぶんあと100年くらいは無理だと思いますけど、それでも少しづつでも自覚していかないと、本当に取り返しの付かないことになるでしょううね。

民衆から出てきた青年政治家ティナ・サブランは、この古い体質と長老たちを相手に、本当に良く頑張っていると思います。彼女の意見が全て正しいとは思いませんが、少なくとも、民主政治のルールに則り、当たり前のことをしようとしているのがわかります。
まあ、学生っぽいといえばそうなんですが、そんなこと言ったら、マリアナ政府だって、日本の町議、いや、町内会の役員程度のもんですから、彼女なら政治家としての資質は十分にあると言えるのではないでしょうか。

 おまけ 
と言うことで、ここで、ジェントルブルックからのお知らせです。
昨日「ろうにんあじ」が入りました。採れ立てです。
刺身、ムニエル、バター焼き、などなど、是非ご賞味下さい。

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