テニアン・カジノ投資家、連邦化の影響

テニアン・カジノ賭博管理委員会によると、6月1日にCNMIイミグレーションが連邦化されることで、テニアン・ダイナスティ・ホテル＆カジノと、少なくともその合計価値$540ミリオンのカジノ・リゾート建設を提案している、３つの投資家の事業戦略に影響を与えるであろうとしています。

委員会の長を務めるフランシスコ・M.ボーハ氏は昨日、サイパン・トリビューン紙のインタビューに答え、連邦化のために、ブリッジ・インベストメント・グループ社が$40～$50ミリオンのカジノ＆コンドミニアム計画の再評価を行っていることに対し「不運」であるとしています。

ボーハ氏によると、委員会は、現地住民に十分なビジネス機会と職を提供するはずであったブリッジ・インベストメント・グループの建設に期待していたとしています。

同氏は、しかしながら、委員会が深く関わり理解しているブリッジ・インベストメント・グループのこれら同様の問題は、テニアン・ダイナスティと他のカジノ申請者に影響を与えるとしています。

「厳しい時」

テニアン・ダイナスティ・ホテル＆カジノのマネージング・ディレクター、アルフレッド・ユー氏によると、新たな連邦規則が摘要されればダイナスティは厳しい時に直面するであろうが、営業は続けるとしています。

「我々はテニアンのビジネスを11年以上行ってきている。我々は戦士であり、その精神性は変わらない」とユー氏は述べています。

米国土安全保障省は、2009年6月1日以降、CNMIに入国する中国とロシアの観光客に米国査証（ビザ）の保証を義務付ける提案を行いました。

テニアンのカジノ産業は中国市場に大きく頼っています。

同委員会は米国土安全保障省に、ビザ免除プログラムに中国を含むこと、あるいは、この実施を180日間延期することを望んでいます。

ボーハ氏によれば、他の２つのカジノ投資家は、未だカジノ・プロジェクトを追求していることを提示しているとのことです。

マリアナ・リゾート・デベロップメント社は建設費$300ミリオンのマチュア・ベイ・リゾート、同時に、ネオ・ゴールド・ウィング・パラダイス・サイパン社は$200ミリオンのホテル・カジノ建設を計画しています。

ブリッジ・インベストメント・グループ社は、2005年にテニアンでのカジノ経営ライセンスが保証された、プロジェクト現場での建設工事を中止しています。

以前、テニアン・オーシャンビュー・リゾート＆カジノと呼ばれるこの計画は、$200ミリオンの建設が予定されましたが、2008年初めにこのスケールは$40～$50ミリオンに縮小されました。

労働力の限界

ボーハ氏によると、委員会はまた、連邦政府がイミグレーションを管理することになれば、労働力の限界についても懸念されるとしています。

カジノ産業は労働集約型産業で、カジノの中の多数の職種がそのユニークな特殊技術を必要とされます。

テニアンのカジノ・リゾートは600から900人の従業員が要求されると同氏は述べました。

「もし、外国人労働者が、2009年6月1日以降、CNMIでの労働を制限されれば、カジノ投資家たちは、リゾートに従事する十分な技能者、非技能者を見つけ出すための多大な困難に直面する」とボーハ氏は付け加えました。

中国人観光客に大きく依存する5件のカジノを承認しているテニアンは、テニアン・ダイナスティ・ホテル＆カジノ1社が営業を行っているだけです。