トランプ大統領は中国、ロシアのNMI一時ビザ免除プログラムを終了するかもしれない

米下院代表のグレゴリオ・キリリ・カマチョ・サブラン議員は木曜日の記者会見で、トランプ政権は中国とロシアからの観光客に対するCNMI一時ビザ免除プログラムを終了する可能性があると述べました。

同氏は、2009年にCNMIのために懸命に働いたプログラムの運命について「眠れない」と語りました。

連邦法制定の一年後、島の最初の代表として初めての会議で、キリリ氏とグアムのマドレーヌ・ボルダロ議員は、当時の国土安全保障省長官のジャネット・ナポリターノ氏に対し、パロール（一時ビザ免除）権を行使し、 ケースバイケースで旅行者としてロシアと中国の市民のCNMIへの入国を求めました。

中国とロシアの観光客が島に45日間滞在することを可能にするパロール制度は、2009年11月28日に発効されました。

このパロールは同様に、介護者、IR、無国籍の居住者およびその他の少数の外国人労働者にCNMIに留まることを許しました。

しかし、トランプ政権は、児童就労のための延期措置やDACAのような特定の外国人に保護状態を与えるバラク・オバマ大統領の執行命令を元に戻そうとしています。

キリリ氏は、NMIのパロール・プログラムが次となる可能性を懸念していると述べました。昨年のサイパン・カジノ建設現場で働いていた「観光客」、一人の労働者の死亡、最低賃金違反、出産観光に関わる事件とブルームバーグの記事で報告された詐欺と腐敗の主張がトランプ政権にパロール・プログラムの終了を駆り立てる可能性があるとキリリ氏は語りました。

彼は、関税・国境警備や国土安全保障捜査の関係者と会ったと述べ、それらのフィールド職員たちはワシントンD.C.のそれらの本部に対し、パロール・プログラムは「実施するのは本当に難しい」と伝えているとしています。

CBP職員は、パロール・プログラムの下でここに到着した観光客のオーバースティの記録を残し始め、そしてその数は警戒すべきであると同氏は伝えられました。

CBPによると、一部の観光客は最終的に出産するつもりであり、出産前に島を出ることはないとしています。

キリリ氏は、パロール・プログラムの終了は、観光産業と地域経済に害を及ぼすだろうと述べています。

「トランプ行政は観光業を気にかけていません。アメリカの観光業は、人々がアメリカにようこそとはもう感じていないために行われます。トランプ氏は国境を守ることしか気に留めていません。私は私たちの国境を守ることについても心配しています」

キリリ氏は、CNMI問題に取り組む米国議会作業部会は、中国政府とロシアの観光客のパロール制度が終了した場合、CNMI経済への影響を詳細に検討することを米国政府会計検査院に要請する、超党派の書簡を送ると話しました。

キリリ氏はまた、国土安全保障省にこのプログラムを続けるよう求める書簡も送るとしています。

さらに同氏は、スタンド・アローン（他に類を見ない）法案、あるいは、北マリアナ諸島米国労働者法（Northern Mariana Islands United Workforce Act）または歳出法案の中に新たな文言を挿入することもできると言いました。 CNMIがパロール・プログラムを失わないように法案が可決されることに希望を寄せ、あるいは、もし失効すれば、我々は法執行機関が遭遇している問題に対処する特定の条件を持って取り戻すつもりです」と述べました。

彼はさらに、「このプログラムを維持するために必要なことが何であれ、私たちは心m切るつもりです。それはあまりにも重要なことです」と付け加えました。