航空燃料コストの上昇が観光産業を神経過敏にする
現地観光産業は、米国の航空会社が急上昇する国際オイル価格の影響で、厳しい経済状況を生き延びるために、自己破産、社員解雇、就航便削減などの弱点を示していることを危惧しています。
しかし、不気味な様相を呈するオイル危機にもかかわらず、MVA理事長ジェリー・タン氏は、ノースウェスト社が来月から増便する東京―サイパン便のスケジュールを明確にしました。
昨日行われたMVA総会で同氏は「NW社は7月1日にディリー便の就航を開始する」ことを発表しました。
しかしながら、同氏はこのオイル危機で他の観光産業の国際競争の中で、CNMIは航空会社に彼らの損失を取り戻させるための特別な待遇を用意する必要があると指摘しました。
大手観光市場から島への国際便は日本と韓国―NW社とアシアナ社の2社しか就航していません。
タン氏によると、この航空会社2社と政府観光機関がどのように観光客の誘致を継続するための支援を行うかを協議しているとのことです。
「我々は2度ほど予算会議に出席し、増便への予算の必要性を説明している。しかし、未だ結論はでていない」とタン氏は述べ、政府に増便の必要性を訴えています。
来月、ノースウェスト航空はデルタ航空と合併し、世界最大の航空会社となり、成田からの夜便を就航することで島の集客率は30%増える見込みです。
MVAの資料では2007年度の観光客来島者数は395,350人でした。