全島停電
200人以上の人々がCUCへの不満をあらわにしたパブリック・フォーラムの2日後の木曜夜、ロアベースのパワープラント1のエンジントラブルがサイパン全島を停電に追い込みました。
島全体を覆った停電は、午後8時から午後10時までの通常の循環停電スケジュールをCUCが開始しようとしていた午後7時に始まりました。
いくつかの地域では木曜日の午後10時には電力が回復しましたが、多くの人々が眠れぬ夜を過ごし、ようやくCUCが電力を完全に回復させたのは昨日の午後7時でした。
CUCの電力部マネージャー代行ゲリー・P.カマチョ氏によると、木曜日午後7時、冷却水モーターの不調でプラント1のエンジン6号機とステーション・サービス3番が自動的に停止したとの事です。
同氏によると、プラントのクルーは送電バランスを保つ為にステーション・サービスも停止させたとしています。
このプラント1での緊急電力低下によって、プエルトリコのプラント4の送電負荷がオーバーした為、ブレーカーが落ち、結果的に全島が停電となりました。
先月の5月29日のプラント1のオーバーヒートでも、全島にわたる停電を引き起こしました。また、1月28日には燃料供給の遅れから、全島全域に突然の循環停電がありました。