4名の納税者、サイパン・ラウラウのリースで政府を訴える

4名の納税者が高等裁判所に、政府とサイパン・ラウラウ・デベロップメントINCとのリース契約の無効を求めています。

フィッテイェル知事とDPL（土地公社）のジョン・S.デルロサリオ局長に対する訴えに関する陳述と差し止め請求権は、ラモン・M.サンニコラス氏、ビセンテ・C.アルダン氏、ターシシオ・オロパイ氏、ジャン・M.デレオン・ゲレロ氏によって提出されました。

原告は裁判所法廷に、リース契約無効の宣告と、裁判所によって決定された額の妥当な弁護士費用と経費の負担、裁判所が妥当と判断するその他救済を求めています。

広報官チャールス・P.レジス氏は、この訴訟は「CNMIの経済と、政府、人々の最善の利益ではなく、また、知事はCNMIの経済、政府、人々のために、このリゾート開発を支援し続けている」と述べました。

レジス氏によると、サイパン・ラウラウの親会社、クモウはCNMIに献身しているとのことです。

「彼らは何百万ドルの開発に乗り出している」と彼は付け加えました。「彼らは重要なフライト・サービスを拡張し、CNMIにこのような価値を提供する能力と意欲のある他の大きな投資家はわずかしかいない」と述べています。

レジス氏は、メリットのない訴訟と表現し、更に、政府は棄却請求を提出するであろうとしています。

「これら原告はアシアナ航空にCNMIへのフライトも止めさせたいのか？この訴訟は軽薄であり、この投資で創出された莫大な価値を完全に下げるものである」とレジス氏。

原告は、元判事のエドワード・マニブサン弁護士を通じて、被告が憲法で認められた、許容条件を超えた期限を借主に与え、無分別に低額で公用地をリースしたことで、受託者の義務を怠ったことの判定陳述を求めています。

サイパン・ラウラウは韓国企業のクモウ・ホールディングス・カンパニーLTDによって全て所有されています。

原告によると、被告が所有地の開発を続けることを抑止されなければ、取り返しの付かない被害を被るとしています。

この所有地はカグマンの161万5053平方メートルの公有地から成っています。

リース契約は、サイパン・ラウラウとDPLの間で2007年12月6日に調印されました。

原告によると、政府最高責任者としてフィッテイェル氏は、彼のオフィスの機能を忠実に実行するために、人々から厳しい受託者の義務を負っているとしています。

DPL局長は、商業的にあまり合理的でない方法で公有地を民間事業体に配備することで、同様に彼の義務を怠ったと彼らは示しています。

原告は、40年以上の最上級公用地リースを認めることも、その義務の不履行であると示しています。

DPLは年間$4,120,080あるいは$103,002で所有地をリースしました。

原告によると、知事とDPLは妥当なリースを怠ったことで、最低$16,551,920の損害を政府にもたらせたとしています。

これらリースは公共利益義務を含んでおらず、サイパン・ラウラウに義務付けられた公共へのアクセス保証、ジュニア・ゴルフ・プログラム、寄付収集プログラムがないと彼らは言っています。

彼らによると、同社は、現地共同体への奉仕活動と、ジュニア・ゴルフのようなカグマン高校の生徒へのプログラムの継続が義務付けられていないとしています。

訴えによれば、このリース契約には、疲弊しているCNMI観光産業に利益をもたらすドル支出を保証する、建設資材の現地購入、親会社に求めるアシアナ航空の増便を要求する規約がないとしています。

知事はまた、このリースに$18ミリオンまでの税救済措置を承認したことを原告は指摘しました。

サイパン・ラウラウは、DPLの前身で現在廃止されたMPLCマリアナス・パブリック・ランド社と清水建設の間で2007年10月13日に取り交わされたリース契約を通じて、ラウラウベイ・ゴルフリゾートの所有者及び経営者になりました。

クモウ・ホールディングスは、2007年3月14日に$16,600,000.でサイパン・ラウラウの全株式を購入しました。

DPLは2007年12月6日に、サイパン・ラウラウの1989年10月3日のオリジナル契約を取り消し、同日、新たな契約を行いました。

新たな合意書は、2047年までの15年の延長をオプションとした、25年間の期限で取り交わされました。

原告によると、サイパン・ラウラウと政府間のこのリース契約は、1989年から2047年のもので、58年間の期限であり、これは憲法違反であるとしています。