日本領事館からの「豚インフルエンザ」についての情報

在留邦人の皆様へ

                                                    平成21年5月7

                                                在サイパン駐在官事務所 
 

新型インフルエンザに関する在サイパン駐在官事務所からのお知ら

(2009年5月7日) 

1. 2009年4月30日、世界保健機関(WHO)は、パンデミック警戒レベルをフェーズ4から5へ引き上げました。

6日、北マリアナ保健省は健康注意情報(別紙)を発出し住民への注意喚起を行っています。同概略は以下の通りです。

・今後はH1N1新型インフルエンザと称する。

・北マリアナでは6日現在、感染者及び感染疑いのある発症者は確認されていない

・以下の医療機関で診断が可能

  サイパン島=CHC

              マリアナメディカルセンター

              メディカルアソシエーツオブパシフィック

  テニアン島=テニアンヘルスセンター(CHCテニアン)

  ロタ島  =ロタヘルスセンター(CHCロタ)

・豚肉などの食品からは感染しない。

・標語「WATCH」を実践する

    W(wash)
=手をよく洗う

    A(avoid)=目、鼻、口に直接触らない。病気の人と接触しない

    T(teach)=予防方法を教え合い実践する

    C(cover)=咳やくしゃみをする際には手ではなくティッシュ等で口を覆う

    H(have)
=2週間分の食料や医療品を備蓄する

北マリアナ保健省への連絡先

  月曜日から金曜日、午前8時から午後5時まで、236-8797

                              午後5時以降は、234-8950

  Eメールアドレス cnmipheoc@gmail.com 

2.外務省は、日本時間の4月28日、メキシコに関する感染症危険情報を発出し、

渡航を予定されている方に対し、報道等により現地の最新情報の入手に努めつつ、事

態が鎮静化されるまでの間、不要不急の渡航は延期するよう注意喚起しています。

また、日本時間の4月30日、メキシコ以外で新型インフルエンザ感染が確認されて

いる国の感染症危険情報を発出し、日本時間の5月6日、新型インフルエンザの感染

状況について第7報の広域情報も発出しています。

また、これらの国に滞在される方は、WHOの情報にも留意しつつ、感染防止対策を徹

底するとともに、感染が疑われた場合には速やかに医療機関で受診して下さい。 
○メキシコに関する感染症危険情報(感染防止対策についても触れています)

  http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=264

メキシコ以外で新型インフルエンザ感染が確認されている国の感染症危険情報(5月6日改訂)

  http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009T082

○新型インフルエンザの流行について(第7報)(広域情報)

  http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009C142

 
3.2009年5月5日午前8時(日本時間)現在、感染が確認された旨政府当局または

WHOが発表した国・地域は以下の通りです。メキシコ及び米国を除き、各国・地域と

も死亡者はありません。 
 
WHOが同時点で公表している感染状況 
 感染が確認された国 21カ国・地域、感染者数 1085人 
メキシコ 
 感染者数    590人(うち 25人死亡) 
米国 
 感染者数    286人 (うち 1人死亡) 
カナダ 
 感染者数    101人 
スペイン 
 感染者数    54人 
英国 
 感染者数    18人 
ドイツ 
 感染者数     8人 
ニュージーランド 
 感染者数     6人 
イスラエル、フランス 
 感染者数   各4人 
イタリア、エルサルバドル

  感染者数  
各2人

 オーストリア、オランダ、スイス、香港、デンマーク、韓国、コスタリカ、

 アイルランド、コロンビア、ポルトガル 
 感染者数   各1人

 
また、5月5日午前8時現在、感染疑いがある国は以下のとおり(報道含。18ヶ国)

です。 
インド、オーストラリア、スウェーデン、チェコ、ノルウェー、リトアニア、

ルーマニア、アルゼンチン、グアテマラ、チリ、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、

ブラジル、ベネズエラ、ベリーズ、ペルー、ボリビア、ベナン 
 
4.新型インフルエンザとは 
動物のインフルエンザウイルスがヒトの体内で増えることができるように変化し、継

続的にヒトからヒトの感染がみられるようになったもので、このウイルスが感染して

起こる疾患を新型インフルエンザといいます。 
今般、メキシコや米国等で感染が確認された豚インフルエンザ(H1N1亜型)は、「感

染症の予防及び感染症の患者に対する法律」第6条7号に規定する新型インフルエン

ザに位置づけられたところです。 
 
5.豚由来インフルエンザがヒトに感染した場合 
発熱、倦怠感、食欲不振、咳など、通常のインフルエンザ症状があらわれます。また、

鼻水、咽頭痛、吐気、嘔吐や下痢などの症状を訴える患者もいます。 
 
6.感染防止策 
下記の点に留意し、感染防止に努めてください。 
(1)十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。 
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、

マスクを着用する。 
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。 
(4)ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手で触れ

ない。 
(5)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医療機関

を受診する。 
 
7.海外における入国時の健康チェック 
現在、多くの国においては、入国時の健康チェック(体温確認等)が行われています。

その際、発熱、インフルエンザ様症状が疑われた場合には、新型インフルエンザ感染

の確認等のため、一定期間停留を求められる場合がありますので、日本出発時に発熱

等不調を感じられた場合には出発前に都道府県による

新型インフルエンザ相談窓口発熱相談センター

http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html)等に

ご相談されることをお勧めします。 

8.日本帰国時の健康チェック 
わが国では、検疫体制を強化しており、厚生労働省が定める新型インフルエンザが蔓

延している国・地域(5月3日現在、メキシコ、米国、カナダ)から入国する方に対

し、機内検疫を実施しています。インフルエンザ様症状がある場合には検査を行い、

必要に応じ、隔離、停留又は保健所の健康監視下等におかれる場合がありますので、

到着時の検疫所の指示に従ってください。なお、帰国時に高熱、咳症状がみられる場

合には検疫所の健康相談室にお申し出ください(帰宅後に同様の症状が現れた場合に

は、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。)。 
 
(問い合わせ先) 
○外務省新型インフルエンザ相談窓口 
 電話:(代表)03-5501-8000 
    (内線)4625、4627、4629

○外務省領事局海外邦人安全課 
 電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5140 
○外務省海外安全ホームページ:
http://www.anzen.mofa.go.jp/ 
           (携帯版):
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ 
 
(関連ホームページ) 
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報) 
 
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html 
○世界保健機関(WHO)ホームページ(新型インフルエンザ関連) 
 
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/(英語) 
○CDC(米国疾病予防対策センター) 
 
http://www.cdc.gov/h1n1flu/(英語) 
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報) 
 
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html 
 

在サイパン駐在官事務所 
電話:323-7201

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