10月の北マリアナの来島者数は26パーセント増
2010年10月に北マリアナを訪れた来島者は前年同月に比べ26パーセントの増加となりました。しかしながら、2年前の2008年10月との比較では13パーセントの減少を示しています。
MVA観光局によれば、先月のサイパン、テニアン、ロタへの来島者は昨年10月の20,467人に比べ25,784人でした。
日本からの到着は、2009年10月と比較して、主として成田から毎日3回のフライト付加のために31パーセント増の11,279人となりましたが、2008年10月の来島者数に比べて未だ31パーセント下回っています。これは大阪と名古屋からの直行便の停止の打撃的な影響を反映しています。
「10月のパーセンテージ増は喜ばしいことだが、この増加を、来島者数が異常に低下した2009年10月との比較であることを思い返すことが重要である」とMVAのペリー・テノリオ局長は述べ「我々は観光産業経済を引き上げるために、名古屋と大阪からの定期便を取り戻さねばなりません」としました。
名古屋と大阪からの定期便が周航した2008年10月、北マリアナは合計16,193人の日本からの来島者がありました。
10月から12月中旬までは季節需要のため名古屋、大阪便は運休となり、旅行業にとっての「死の谷」期間になると思われます。
MVAは、この運休の傾向は昨年始まり、この運休はホリデー・シーズンまで再開が予想されません。一方、デルタ航空は週4便のサイパン線を来月からパラオにルート変更することを発表しました。
これらのフライトが北マリアナの主要な観光事業マーケットから変更する結果として、MVAは名古屋、大阪のデイリー・フライトが年間運航することができることを保証するために必要な追加予算を請願しています。
主要マーケットの韓国からの2010年10月の来島者数は8,681人で、昨年10月から80パーセントの急激な上昇となっており、2008年10月の最後に見られたレベルに戻っています。
第ニ市場の中国は、昨年に比べ17パーセント減の3,207人でした。
他の市場のほとんどが減少しており、ロシアからは367人で3パーセント減でした。
予算上の割り当てが遅れたために、MVAは一時的に日本と韓国での多くの販売促進の活動をしばらく見合わせました。また、ホテル、ツアー代理店、マーケティングのパートナーを含め、そのサービスに対する支払いを待つ旅行取引相手への債務支払いに優先順位を付けることを強いられました。
MVAに割り当てられた2010年度予算610万ドルのわずか46パーセントしか受け取っていないMVAは今、ベンダーと観光事業パートナーに約3百万ドルの債務があり、予算の重要な出費を必要としない単純なベースライン・マーケティング・プログラム以外の何も開始することができません。
今年のクリスマス・イベントは中止になっています。この他にもMVAが支援する大規模なアスレチック・イベントを含め、2011年の年中行事(イベント)にも影響がでるかもしれません。