イノス知事予算案に拒否権行使の可能性

イロイ・イノス知事は、議会が水曜日午後に可決した1億4千5百80万ドルの予算案を承認する保証はないと述べています。

水曜日朝のインタビューで同知事は、この政策を検討する更なる時間を望んでいると話しました。知事は6か月以上前に彼の予算案を議員に提出しましたが、現在の会計年度終了まで1週間を残すだけであり、2015年10月1日の新たな予算が組まれることなく、非主要政府機関は閉鎖されることになります。

「私は判をつくことはできません。私はそれを見直さねばなりません。私は今朝、協議報告書を得たばかりであり、見直すために適切な行政府メンバーに配布されています」とイノス氏は述べました。

「私が承認しなければどうしますか？」と同氏は予算案を示しながら付け加えました。「彼らが予算を可決すれば我々は既に予算があるということを意味するのですか？我々は知事の承認を必要としません。私がそれを承認するという保証はありません。我々が同意しない特別なものがあればどうしますか？」

法案を見直すための30日が私に与えられたのであれば、そのあと「彼らは立ち戻って修正を加えることができるので問題ないが、今、私には、わずか数日しかなく、その特権を持っていないので、彼らが可決したものを私が承認するという保証はない」と知事は話しました。

イノス氏は、上下院協議会参加者によって提案された条項の合法性を検討するよう司法局長に求めていたと述べました。

知事によれば、彼は可能性のある政府機関閉鎖に対する彼の選択肢を調べているところです。

マリアナ政府観光局のペリー・テノリオ局長とMVA理事数名は水曜日に知事の会議室で会見しました。

上院のよって提案されたように、この予算案は観光産業促進のために取っておかれた資金の250万ドルをその代わりに他の消耗品と共に昇給に用いるものです。

「彼らはその資金を「変更」するというふうに言っています」とイノス氏は述べ、「すべての資金が確保された会計の中に保有されるもので、彼らが特別なプロジェクトに資金を割り当てるということを意味します。それは彼らがどのようにそれを削減するか次第ですが、私は、そこに法的な問題があると思います。もし我々が本当に予算法に従わねばならないのであれば、予算は8月3日から（私のところに）置かれてあるべきものです。AG（司法局長）は今、すべてが合法で許容可能であるかを確かめるために、まずこれらの条項を調べようとしています。

 

何が危ういか？

上院及び下院議員は予算を可決するため昼夜の審議を開催しました。

投票は上院で9対0、下院で18対2でした。

ビクター・ホッコック上院議長はこの案を見直す知事のための時間が未だあると言っています。

同氏は昨年、知事には「それ法制定するための4~5日が与えられただけだが、彼は予算に署名を行ったので、私は知事が、例えば、調停合意資金への支払いなど、多数の危機的状況があるため、同予算案を拒否するとは思わない」と述べました。

本年度の予算案に議員によって行われた変更は、昨年の政策に比べて、更に高額で、更に論争的なものです。

ジョセフ・デレオン・ゲレロ上院議長は、「完璧な予算のようなものはありませんし、我々は我々の職責を果たし、それは今知事の見直し及び制定のために上がっています。彼はそれを法制定しなければなりません。我々は我々ができることをするだけです。我々は彼に署名を迫ることはできません」と話しました。

エドムンド・ビラゴメズ下院議員とラルフ・ユマル下院議員はこの予算案の妥協案に唯一反対票を投じた議員でした。