＜グアムニュース＞法案が廃油の抜け穴を閉じる

Telo Taitague上院議員は、廃油の抜け穴を塞ぐ燃料基準法の最新情報を発表しました。

法案25-35は、グアムで使用されるすべての燃料が超低硫黄ディーゼルに対する米国環境保護庁の基準を満たすように法律を書き換えます。法律は現在、グアムに輸入された燃料についてのみこの規格を要求しています。

Taitague議員は、彼女が最近この抜け穴に気付いたと述べ、グアム電力当局に地元の資源から集めた再処理された廃油を利用することを許したと話しました。

「脆弱な環境を守るためには、意思決定者とコミュニティの利害関係者が、現在および将来にわたって家族に影響を与える問題に取り組む必要があります。ビル25は、よりクリーンで健康的なグアムを創出するための取り組みの良い一歩です」とTaitague氏は言っています。

一方、Taitague氏は、2010年にグアム環境保護庁が率いる超低硫黄ディーゼル・タスク・フォースによって提案されたように、ボイラーおよびディーゼル発電機用の燃料をカバーするための修正はまだ行われていないと述べました。

廃油の歴史

GPAは、廃油処理の短期的な解決策として、1980年代後半に廃油の燃焼を開始しました。しかし、この方法では、発電機のボイラー・チューブ内にスラッジ（ヘドロ）が堆積します。

2015年8月の火災により、ベース・ロード・ユニットのCabras 3と4は使用できなくなり、Cabrasユニット1と2に大きな負担がかかりました。

GPAは、その有害な影響のために2016年末に廃油の使用を一時的に中止しましたが、その後間もなくその慣行を再開しました。

法案25が制定されるかどうかにかかわらず、2022年にグアムの新発電所がオンラインになった後、Cabras 1と2は廃止される予定です。

これは、グアムで廃油がどのように処分されるのかという問題を残しています。

代替案

エネルギー公益事業委員会は、廃棄物からエネルギーへの移行施設の利用可能性を検討しています。しかし、そのような施設の建設にはまだ法的な制限があります。

廃棄会社Unitek Environmental Guamの社長LeRoy Moore氏は、2016年11月にグアム・デイリー・ポストに、「ここに工場を建設するために何千万ドルも投資せずに」廃油をグアムで処分することが唯一の方法であると語りました。ただし、島外の石油でもコストが10倍になるとムーア氏は言っています。

グアムは年間200万から300万ガロンの廃油を生産しており、島から廃棄物を除去する以外に、廃油を燃焼させて電力を生産することが長年の主な廃棄方法でした。