＜グアムニュース＞賃金計画で島が分断

ドルが違いを生む。

それは、島の最低賃金の引き上げを検討する際に、労働者と雇用主が同意する唯一のことです。

ジョー・サン・アグスティン上院議員は最近、それが可決された場合、2020年1月からグアムの最低賃金を時給8.25ドルから9.25ドルに引き上げる法案を導入する意向を発表しました。

ガソリンスタンドの係員として働いているAurle Agsaludは「ドルは大きな違いだ」と述べ、「最低賃金を引き上げれば、私たちは幸せになるでしょう」と言っています。

グアム商工会議所のJoe Arnett会長は、最低賃金を1ドル引き上げることが経済全体に恩恵をもたらすよりもさらに害を及ぼす可能性があると述べました。

この上院議員の発表は、ルー・レオン・ゲレロ知事が2020会計年度の予算を提出した直後に発表されました。グアム政府の給与増分は、従業員が査定評価された後に従業員に与えられる年間昇給額であり、政府コストを削減するための取り組みの一環として、今年度は凍結されました。

前回、4年前の最低賃金の引き上げは、最低時給を7.25ドルから8.25ドルに引き上げました。

商工会議所の観点からは、最初の懸念は、中小企業への潜在的な悪影響です。

「起こるであろうと私が思うことは、従業員の収縮で、低賃金の個人はスキルのない人であるために我々にとって問題です」とArnett氏は述べました。

同氏は、賃金上昇の2020年のスケジュールは、企業が昨年の総収入税の25％増をすでに処理している時期に来るはずであると語りました。

「それは経済が実際に余裕を持つことができるものではありません」とArnett氏は言っています。

「過去5〜6年間、収入は横ばいですが、それでも政府はそれ以上の水準で支出を続けています」

タムニンのTropic Wearの共同所有者でありマネージャーであるDoug Edwards氏は、増加が大企業よりも小企業に影響を与えるという意見に同意しました。

「最低賃金が引き上げられれば、製品の価格は上がるだろう」とエドワーズ氏は言っています。同氏は、この引き上げがグアムに経済的影響を与えることはないと述べました。

「それは経済全般にどのように役立つだろうか？我々はまだ同じ状況にいる」と彼は述べました。

最低賃金調査

政権の提案された2020年度予算はまた、今年後半に実施される競争賃金法の調査のために別に35万ドルも確保します。

この調査は、最低賃金の引き上げが個人、企業、そして経済に与える影響を調べます。

米国労働統計局の報告によると、グアムの労働者は2017年5月に平均時給17.30ドルを持っていました。その水準は、全国平均の24.34ドルを下回っています。

同報告書はまた、食品製造および給仕関連職業集団の平均時給は9.95ドルで、これは22の職業集団の中で最も低い平均であると述べています。そのすぐ上にある2つの職業グループは、清掃とメンテナンスの10.09ドルで、個人的なケアとサービスが10.54ドルでした。

観光産業への影響

Arnett氏は、最低賃金の引き上げが観光産業に最も大きな打撃を与えるだろうと述べました。

「これは、私たちの最低賃金労働者の多くがいるところであるため、本当に観光業に害を及ぼすことになります」とアーネット氏は話しました。

消費者も影響を受けるだろうと同氏。事業を行うためのコストが上がると、価格も上昇し、それが消費者に跳ね返ると彼は説明しました。

アーネット氏によると、人件費はほとんどのサービス事業のコストの約80％を占めています。

最低賃金労働者の引き上げはまた、最低賃金を超える収入を得ている人も含めて、多くの企業が給与支出全体を再評価しなければならないことも意味します。

「最低賃金が上がるならば、我々は他の皆に支払っているものを再考しなければなりません」とArnett氏。

トレーニングを増やし、公的支出を減らす

賃金引き上げの代わりに、Arnett氏は、労働者が、市場性があり需要に応じたスキルを身に付けることができるように、トレーニング・プログラムを増やすために資金を使うほうがよいと述べています。

「長期的に見れば、政府が本当に必要としているのは収入であり、これは、私たちがどのように、より効果的にそれを生み出すことができるかです」と彼は言っています。

アーネット氏は、商工会議所は最低賃金を引き上げるための、提案された法律の意図を理解しているが、この問題についてはさらに検討する必要があると考えていると付け加えました。

「私たちの経済で働いている熟練技能者ではない人々の生活を向上させるために、それが非常に効果的な方法とは考えていません」と彼は言いました。

それでも、過去2ヶ月間タモンのパシフィック・アイランズ・クラブで食器洗いとして働いていたDina Celab氏は、給料の増額は彼女に変化をもたらすだろうと述べました。

最低賃金の従業員であるセラブ氏は、グアム（物価）が「本当に高い」ので、その増加が彼女と彼女の家族を助けるであろうと言いました。

悪影響

最低賃金についてのこれまでの議論で、民間部門の雇用者の中には、それが人々が失業することになるとの懸念を共有しています。仕事を失う人々がグアムの福祉システムに加えられるかもしれない、ということを意味するので、それは大きな時代になるであろうとしています。

民間部門が総労働人口の約76％を占めています。そして、労働省のチーフ・エコノミストであるGary Hiles氏による調査によると、2017年には約3150人がCelab氏のと同様の仕事をしていました。