＜サイパン＞乗客にコロナウイルス検査を提供する米国初の航空会社ユナイテッド航空
人々に再び飛行機に乗せるための新しい戦略となる可能性のあるものとして、ユナイテッド航空は顧客にコロナウイルス検査を提供する米国で最初の航空会社になります。
10月15日以降、サンフランシスコとハワイの間を旅行するユナイテッドのお客様は、搭乗前に検査を受けることができます。陰性結果であれば、州に向かう旅行者の強制的な14日間の検疫要件をスキップできます。
このパイロット・プログラムは、ユナイテッドがハワイへのサービスを開始すると同時に開始されます。
ユナイテッドの最高顧客責任者であるトビー・エンクビスト氏は、プログラムを発表したニュースリリースで、「当社の新しいCOVID検査プログラムは、お客様が目的地の入国要件を安全かつ便利に満たすためのもう1つの方法です」と話しました。
「私たちは、今年後半に顧客検査を他の目的地や米国の空港に迅速に拡大して、必須のマスクポリシー、抗菌剤および静電スプレー、病院級のHEPA空気ろ過システムを含む最新の洗浄および安全対策を補完する予定です」とEnqvist氏は言っています。
ユナイテッドのお客様は、空港での迅速な検査もしくは出発前に自己採取型の郵送による検査のいずれかを受けることができる選択肢があります。検査費用は自己負担となります。約15分で結果が得られる迅速な検査には250ドル、郵送検査には80ドルの費用がかかります。
ワクチンが広く利用できるようになるまで、業界の多くは、プリフライト検査が旅行及び一般の人々への飛行機利用をさせるために、国境を再開するよう各国を説得する鍵となり得ると考えています。今週、国際航空輸送協会（International Air Transport Association）は政府に業界と協力して空港検査プログラムを実施するよう要請しました。
「国境を越えた移動の自由を回復するための鍵は、出発前にすべての旅行者を体系的にCOVID-19検査をすることです」とIATA局長のAlexandre de Juniac氏は、新しいコロナウイルスによって引き起こされる病気について言及しました。 「これにより、政府は旅行に課せられる規則が絶えず変化する複雑なリスクモデルなしに、国境を開く自信を得ることができます。すべての乗客を検査すると、人々は自信を持って旅行する自由を取り戻すことができます」
検査プログラムはドイツ、香港、日本、イタリアなど多くの空港で実施されていますが、プログラムの実行方法に関する基準はありません。
デ・ジュニアック氏は、標準の実装や結果の普遍的な受け入れなど検査プログラムの拡大に向けて、業界がいくつかの課題に直面すると予測しています。また、迅速で正確、手頃な価格で、管理が容易な検査を利用できるようにする必要があるとも付け加えました。ドイツのキャリアであるルフトハンザは、来月からファーストクラスとビジネスクラスの乗客にコロナウイルス検査を提供すると発表しましたが、すべての乗客に検査を提供しない理由として、検査不足が挙げられました。
De Juniac氏は、人々が検査されることをいとわないこと、および検査が利用可能であれば旅行することをいとわないことを示す調査を引用しました。
ユナイテッドは、その検査プログラムを管理するために2つの医療提供者と提携しています。約15分で結果を提供する迅速なアボットID NOW COVID-19検査は、GoHealth Urgent CareとそのパートナーであるDignity Healthによって実施されます。旅行者はフライトに搭乗する前に検査を受けます。
郵送オプションはカラー（Color）によって管理されます。そのオプションの一部として、サンフランシスコとハワイの間を旅行するお客様は、出発の少なくとも10日前に医師が注文したカラー（Color）自己採取キットを購入するオプションを提供するメールをユナイテッドから受け取ります。旅行者は出発の72時間前に自分の検体を収集し、翌日配達のメールまたは空港のドロップボックスにその検査を返します。Colorは検査手続きを行い、テキストやメールで結果を返します。
