<グアム>「劇的な状況」:住民が失業手当の終了に備える

失業手当の新規申請がじりじりと減り続け、パンデミック失業支援プログラムの終了を心配する住民が増えています。

「島がおかしくなると私たちが思っているのと同じくらい、犯罪率に関してはもっとおかしくなると思います」とサイアナ・マイナーさん(26歳)。「収入がないと、人はとんでもないことをしでかします」

パンデミックの影響で1年以上も経済が混乱していたグアムですが、徐々に生活が元に戻ってきました。政府は規制を解除し、ビジネスは再開され、求人も増えてきました。

コロナウイルスの救援に頼っている家庭では、両親は収入が少ない中でやりくりしなければならないとマイナーさんは話しました。

「政府が、みんなの生活に影響を与えるような大きな変化を起こさない限り、事態は悪化する一方です」とマイナーさんは言っています。

マイナーさんは、特に9月までに、グアムが失業手当をもらっている人たちに十分な仕事を見つけられるかどうかについては懐疑的です。

「パンデミックからの回復にはまだ時間がかかるでしょう」と彼女は言っています。

そしてまた、グアム労働省は、パンデミック関連の援助が9月4日で打ち切られたことを受けて、失業中の住民に仕事を探すことを要求していると同省のデビッド・デルイソラ局長は述べています。

犯罪の増加

ファニータ・トレスさん(71歳)は、失業手当の終了を「劇的な状況」と言います。すでにグアムの犯罪率は高くなっているようですが、それは食生活を送るための必死さから来ているのではないかと彼女は言います。

「(失業手当は)無料で配られるものだと思われがちですが、それは人によりけりです」とトレスさんは言いました。

景気が回復してきていても、仕事を得るために必要な訓練や経験、学位がない人もいます。家族を守ることを第一に考えれば、ホームレスや差し押さえを避けることができるよう、政府はあらゆる機会を提供する必要があるとトレスさんは言っています。

失業手当の抜け道を見つける人がいる一方で、そういう人はこのプログラムの目的を達成できないとトレスさんは言います。しかし、法的な資格がある限り、どのようにお金を使うかはその人の自由です。

「本当に必要としている人は、質素な使い方をするものです」とトレスさんは言いました。「彼らはお金を必要としているのです」

「働きたくない」

ファネット・サンティアゴさん(35歳)は、失業手当が終了することで、人々は仕事を探さなければならなくなると語リました。

「買い物をする人が減り、生産性の高い人が増えるでしょう」と彼女は語っています。

特にレストラン業界では、仕事に戻りたがらない労働者の存在を訴える雇用主もいます。

「彼らに仕事がなかったわけではありません」とサンティアゴさんは言います。「仕事がなかったのではなく、仕事をしたくなかったのです」とサンティアゴさん。

パンデミックの初期に、グアムはパンデミック関連の失業手当を発表しましたが、このプログラムは誰が対象なのか明確ではありませんでした。

「給付金が支給され始めた頃、最も多くの人が集まっていたのはロスでした。タムニングのフォーエバー21には行列ができていました」とサンティアゴさんは言います。「買い物に出かける人や、レストランで過ごす人が増えました。景気が良くなるのはいいことですが、余裕がないと言っていた人たちがちゃんと支払いをしているのか疑問に思います」

サンティアゴさんは、景気刺激策の小切手を受け取りましたが、パンデミック失業支援は選択しませんでした。トラック運転手の夫は、パンデミックの間も働いていましたが、家にいて手当を受け取っていた人よりも収入が少なかったそうです。

「働いてもいないのに買い物をしているなんて、私たちにとってはイライラすることでした。光熱費を払った人たちにはイエーイだけど、払っていない人たちには、なぜ働いている人たちに何かを与えることができないのかしら?とサンティアゴさんは言っています。

https://www.guampdn.com/story/news/2021/06/13/locals-react-to-pandemic-unemployment-assistance-ending-soon/7666540002/

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