<グアム>3,200万ドルの差押え訴訟棄却に合意
原告グアム・インダストリアル・サービス・インク、マリアナス・プロパティーズ・エルエルシー、マリアナス・ガス・コーポレイションと被告バンク・オブ・グアムの間で争われていた3,200万ドルの差押え訴訟について、グアム高等裁判所の裁判官は、当事者間の棄却の合意を認めました。
木曜日に裁判所に提出されたのは、確定的な効力を持って請求を棄却する合意書です。
棄却の詳細はまだ公表されていません。
各当事者は、それぞれの費用と弁護士費用を負担することに合意しています。
金曜日に行われた審問で、アーサー・バルシナス判事は、裁判所は棄却の合意を尊重すると当事者に伝えました。
その他の公聴会は設定されていません。
民事訴状
ポスト紙ファイルによると、グアム銀行は、グアム・インダストリアル・サービス、マリアナス・ガス、およびパシフィック・スター・リゾート&スパとして事業を行っているマリアナス・プロパティーズの資産を差し押さえることを求めていました。銀行は、3,200万ドルの融資の不履行を主張していました。
裁判資料によると、ホテルに加えて、修理のために中国に送られたものの、支払い問題で船舶修理工場に差し押さえられた「マシニスト」と呼ばれる大型乾ドックが問題となっていました。
2020年10月の時点で、ローンの残高は3,000万ドルでしたが、マリアナス・ガス社傘下のホテルやアガットの不動産の市場価値は、「銀行が主張するローンの残高よりも何百万ドルも高い」と借り手側は言っています。
訴状によると、マリアナス・ガス社は34人の従業員を抱え、島内の病院や診療所に酸素、窒素、医療用ガスを唯一提供しています。パシフィック・スター社は61人の従業員を抱えています。
原告側は、銀行がグアム銀行の口座から、業者からの170万ドルの支払いを差し押さえたと裁判資料で主張していました。
マリアナ・プロパティーズ社は、給与、保険、業者への支払い、税金、運営費などを賄うために、170万ドルのうち30万ドルの放出を銀行に要求し、銀行はこれに同意しました。
また、原告は、銀行がマリアナ・プロパティーズ社が米国中小企業庁から受けた、パンデミック救済金の一部である75万ドルと55万ドルをそれぞれ没収したと主張していました。
訴状によると、銀行はマリアナ・プロパティーズ社のキャッシュフローを事実上遮断していたとのことです。