＜サイパン＞裁判所、元消防士の復職要求を考慮に入れる
上級裁判所のジョセフ・N・カマチョ判事は、火曜日に原告と被告からの聴取を行った後、解雇された9人の消防士が消防救急医療局の元の職に復職することを要請していることについて、書面による命令を出すことを明らかにしました。
原告側は、弁護士のジョセフ・ホーリー氏を通じて、DFEMSとそのコミッショナーであるデニス・メンディオラ氏を相手取った訴訟の判決が出るまで、復職を命じるよう裁判所に求めています。
ホーリー弁護士は、9人の消防士のうち8人の証言を求め、DFEMSの代理人であるアビ・ノボトニー検事総長補佐は、メンディオラ氏の証言を求めました。
原告は、Paul T. Acebedo、Jose K. Angui、Allen T. Calvo、Cain C. Castro、Argernon A. Flores、Derek B. Gersonde、Shawn DLR Kaipat、Philip M. Kalen、Adam J. Saferの各氏であり、彼らは解雇される前はすべて一般社員（正規職員）であったと述べています。
8人の元消防士は、医学的・宗教的な理由でCovid-19ワクチンを拒否しているわけではないと証言しています。彼らはまた、「これは個人的な選択である」とも付け加えています。
原告のうち2人は、Covid-19ワクチンの接種義務を拒否する正当な医学的理由を持っていますが、個人的な選択として免除を申請していないことがわかりました。
メンディオラ氏側は、解雇の代わりに元消防士たちを他の部署に異動させようとしましたが、行政府機関に異動しても原告たちはCovid-19ワクチンの接種を義務付けられると言われたとしています。
同氏は、9人の元消防士の異動案に関して、CNMI国土安全保障局、財務局、知事室、ジョーテン-キジュ公共図書館などの機関と連絡を取ったと述べています。
検事総長オフィスのアビ・ノボトニー検事補は、原告側の仮処分申請に反対し、裁判所に却下を求めました。
アビ・ノボトニー氏は、DFEMSが彼らの個人的な信念に対して免除を提供しなければならないという原告の主張には法的な裏付けがないと述べ、これらの個人的な信念は、心から抱いている宗教的信念とは比較にならないと付け加えました。
元消防士たちは、自分たちの解雇が無効かつ違法であることを宣言する命令を出し、解雇を無効にすることを裁判所に求めています。
原告は、プライバシー権、デュー・プロセス、権利・財産の剥奪、法の平等な保護の侵害など、憲法上の権利の侵害を主張しています。
また、原告は裁判所に対し、差し止めによる救済、消防士としての復職、給与の返還、訴訟費用の負担も求めています。
原告らは、CNMI知事指令2021-002で要求されているCovid-19ワクチンの接種を拒否したため、反抗的な態度をとったとして解雇されました。
