<サイパン>OPM局長、政府の薬物検査からマリファナを除外する法案に反対
人事管理局(OFFICE OF PERSONMENT MANAGEMENT)のフランシス・トレス-サラス局長は2日、政府職を目指す者に対する雇用前の薬物検査、および現職の政府職員に対するランダム検査の対象からマリファナを除外することを提案している上院法案22-1に反対する立場を改めて表明しました。
ジュード・U・ホフシュナイダー上院議長が作成した上院法案22-1は、マリファナやテトラヒドロカンナビノールを、将来の職員や応募者に対するすべての雇用前検査、および現職の職員に対するランダム検査から除外するものです。
リチャード・リザマ議員から、公安局の職員の薬物検査をどこが行っているのかという質問を受けたトレス-サラス氏は、OPMであると答えました。
彼女は、公法18-46により、法執行官には薬物検査が義務付けられていることを指摘しました。警察官、矯正官、消防士、アルコール・飲料・タバコ管理局員、自然保護局員などです。
彼女は、「現実には、る公務員がハイ(興奮状態)になって出勤してくいるため、強制的な薬物検査を継続して実施することが重要である」と述べました。
「だからこそ、上院が公務員の薬物検査の対象からマリファナを外そうとしていることが理解できないのです」と彼女は付け加えました。
トレス-サラス氏は、すでに法案に関するコメントを提出し、上院議員に同意できないことを伝えたとしています。
「確かに今、CNMIでは大麻は合法ですが、政府職員や微妙な立場の人が麻薬をやっていてはいけません。駄目です」と彼女は言っています。
マリファナの合法化によって、人々はマリファナを摂取することができますが、政府のために働いている間はできません、と彼女は指摘しました。
彼女はまた、マリファナは連邦レベルではまだ違法な物質であり、OPMの規則は連邦の規則や法律を反映したものであるとも説明しました。
彼女は、CNMIは多くの連邦補助金を受けており、どの部門や機関も連邦補助金を受ける資格を危うくしてほしくないと語りました。