＜グアム＞カストロ氏殺害を自慢していたとされるトロイ・ダミアン容疑者
マイケル・ホセ・カストロ氏の失踪・死亡事件で起訴された2人は、1人の容疑者が被害者を撃ち、殴り、被害者の遺体をドラム缶に入れる前に、被害者とカーチェイスをしていたとされています。
カストロ氏は2020年10月30日に行方不明になりました。
ニコラス・ウェイン・ムーア容疑者（23歳）とトロイ・ライアン・ダミアン容疑者（32歳）は、カストロ氏の殺害に関連して最近逮捕されました。
金曜日にグアム上級裁判所に提出された判事の訴状によると、ダミアン容疑者は加重殺人と殺人の罪で起訴され、いずれも第一級の重罪であり、それぞれ重罪の遂行における凶器の所持と使用という特別な申し立てがありました。また、加重暴行罪（第2級重罪）でも起訴されており、重罪遂行のために凶器を所持・使用したという特別な申し立てがなされています。
また、殺人容疑もかけられているムーア容疑者は、現在も自宅謹慎中です。ムーア容疑者は過去に被害者と違法薬物や処方薬に関わる取引をしていましたが、2人は仲違いをしていたと裁判資料に記載されています。
殺人を自慢していた
6月28日、ダミアン容疑者は情報提供者に「ムーアと一緒にカストロを殺した」と自慢したとされています。
その情報提供者は、グアム警察の捜査官に引き渡す前に会話を録音していたと書類には書かれています。
ダミアン容疑者は、2人がクロスアイランド・ロードでカストロ氏を追っていたとき、ムーア容疑者の車に同乗していたことを認めたとされています。
ダミアン容疑者はムーア容疑者に、カストロに向かって銃を撃つときに「まっすぐに、しっかり構えろ」と言ったとし、カストロ氏はすぐには死ななかったので、殴り始めたと資料には書かれています。
また、ダミアン容疑者は、カストロ氏が殺された後、ドラム缶に入れたことを関係者に認めたとされています。
グアム警察は、木曜日の夜遅くにダミアン容疑者の逮捕を確認しました。
GPDのスティーブン・イグナシオ署長は、「我々は証拠を集め、供述を取り続け、たとえそれがさらなる逮捕を意味するとしても、証拠が我々を導くところに従い続ける」と述べています。
ダミアン容疑者は矯正局に収容されており、土曜日の法廷で罪状認否を行うことになっています。
検察側は、カストロ氏の遺体が昨年末にグアムで海に捨てられたか、隠されたと主張しています。弁護側は、検察側はムーア容疑者を殺人に結びつける遺体の存在を証明していないと主張しています。
カストロ氏の車は、ムーア容疑者の父親が経営する会社が所有するセキュリティで保護された敷地内で、血痕と弾痕と共に発見されたと裁判資料に記載されています。
捜査官はカストロ氏の車から45口径の銃弾2発と、検査した血液を発見しました。
DNA鑑定の結果、弾丸はムーア容疑者の自宅で発見されたピストルと一致し、銃から採取されたサンプルはカストロ氏、ムーア容疑者、そしてムーア容疑者や被害者とは関係のない第3の人物のDNAと一致したことが書類に記載されています。
ムーア容疑者は7月19日に再び法廷に立つ予定です。
ダミアン容疑者の記録
捜査官は、録音されたダミアン容疑者の声を、彼と以前に取引があったことから認識していたと資料には記されています。
ダミアン容疑者は、（刑務所の記録によると）1月に報道された家庭内暴力と暴行事件に関連した令状で逮捕され、6月11日に刑務所から出所したばかりでした。
また、2010年には治安紊乱行為、家庭内暴力、暴行の容疑で逮捕されており、別件では2007年に強盗と暴行の容疑で逮捕されていると記録されています。
ムーア容疑者には前科はありません。
