<グアム>移植されたサンゴを監視するサンゴ礁再生プロジェクト
Ngerchong島近辺の240個のサンゴがパイロット・プログラムの一部となりました。
パラオ国際サンゴ礁センターは、Ngerchong島付近に移植された240基のサンゴのモニタリングを続けていることをプレスリリースで発表しました。
このエリアは、深刻なダメージを受けたサンゴを回復させるためのパイロット・プログラムの一環です。2018年12月に実施された調査では、2012年の台風Bophaによって打撃を受けたサンゴシステムは、面積の10%が覆われ、44%が裸の基質のみとなっていました。
PICRCはプレスリリースの中で、「サンゴの新芽の密度が高いことは、サンゴ礁が回復し始めたことを示していますが、これはゆっくりとしたプロセスであり、何十年もかかる可能性があります」と述べています。
また、この訪問は移植の直前にも行われました。
「2018年のベースライン調査以降、サンゴ礁は劇的に回復し、サンゴの被度が目に見えて増加しています」と関係者は述べています。「台風の被害を受けた場所で、このようなサンゴの被度の自然な増加を観察することができて、とても興奮しています」
その成長を助けるために、サンゴのアウト・プラントは、サンゴの被度が少ない浅い場所に置かれました。
6月15日と16日には、PICRCのアクアリストであるMcGee Mereb氏とニューカッスル大学CoralAsssist Labの博士号候補であるEveline van der Steeg氏が、コロール州のレンジャーと一緒にNgerchong Insideでサンゴの植え付けを行いました。
PICRCは今後も現場の監視を続けますが、サンゴ再生プロジェクトの進展に合わせて、Ngerchong島とその周辺海域を管轄するコロール州政府や、パラオの他の州政府とも協力して活動を計画しています。