＜グアム＞ワクチン義務化を制限する法案の公聴会を金曜日に開催
政府や民間企業の従業員にワクチンを義務付ける知事の権限を制限する法案の公聴会が、金曜日の午後4時からグアム議会棟で開催されます。
法案180は、グアム政府職員、民間企業の利用者や従業員にワクチンを義務付ける知事の命令に対して、立法府の投票を義務付けるものです。また、行政命令に違反した場合の罰則や罰金を定めた知事の命令も、承認には上院議員の投票が必要となります。この法案は、ジェームス・モイラン上院議員が提出し、クリス・ドュエナス上院議員とフランク・ブラス上院議員が共同提案しています。
8月28日（土）、モイラン議員は、提案された法案と同じ効果を持つ予算案の修正案を通そうとしました。これは、ルー・レオン・ゲレロ知事が最近、特定の企業とその利用者に予防接種を義務付ける行政命令を出したことを受けたものだと同氏は言います。
メアリー・カマチョ・トレス上院議員はこの修正案に異議を唱え、この問題に関する公聴会を開催すべきと述べました。
この修正案は、民主党議員とカマチョ・トレス上院議員の賛成票を得られず、否決されました。
パシフィック・デイリー・ニュース紙は、最近のワクチン接種義務化について、すべての上院議員に見解を求めました。また、グアムの司法機関や行政機関で実施されているように、立法府にCOVID-19の予防接種や週1回の検査を義務付けることに賛成するかどうか、また、自分自身が予防接種を受けたことがあるかどうかを尋ねました。
15人の議員のうち4人が返答しました。彼らは皆、ワクチン接種には賛成していましたが、義務化については異なる意見を持っていました。
民主党のアマンダ・シェルトン上院議員は、最近の行政命令、特に公衆衛生局や医療専門家の助言による調整に賛成していたと述べています。
シェルトン氏は、自分のオフィスで予防接種ポリシーを導入し、立法府全体での導入を奨励していると述べました。また、昨年、公衆衛生上の緊急事態における行政府の権限を拡大する法案を提出しましたが、失敗に終わりました。
「当時も今もそうですが、国民を守るためには何でもしなければなりません」と彼女は言います。
共和党のトニー・アダ上院議員は、シェルトン氏と同様の考えを持っていますが、義務化には賛成していません。「しかし、誰かにワクチン接種を義務付けることには反対です。ワクチン接種の義務化は取り消されなければなりません」とアダ氏は付け加えています。
アダ氏は、「ワクチンが入手できるようになってすぐに接種したが、個人的な判断であるため、一般市民に押し付けることには賛成できない」と述べました。
民主党のテレナ・ネルソン上院議員は、ワクチンの接種を義務付けることに反対しました。ワクチンを接種できない人が地元企業を支援することが難しくなり、労働者が仕事をするのを遅らせることになり、企業経営者にとって困難な状況が続くと述べました。彼女は、地域社会を守るためにはワクチンが必要だと考えており、人々の権利を損なうことなく、必要なものをサポートすると述べました。
立法府のワクチン政策は、ネルソン議員のテーブルの上にはありませんでした。COVID-19ワクチンを接種するかどうかは、個人的な選択であると彼女は言います。
「コミュニティとしての私たちの役割は、お互いを守り、気遣うことです。このような厳しい条件が課せられると、共感や思いやりを失ってしまいます」とネルソン氏は述べています。
共和党のジョアン・ブラウン上院議員は、施設に入れる人数を減らすなど、以前の制限に戻すことで、より同意を得られただろうと述べています。同様のプロセスを立法府で実施すれば、注射を受けさせずに済むと彼女は言いました。
ブラウン上院議員は、これは人々が団結しなければならない時に、人々を「隔離」することになると述べました。
ブラウン氏は、「私たちは、コミュニティの人々を教育し、情報を提供するためにもっともっと努力する必要があると思いますが、同時に、私たちの自由を守ることも重要だと思います」と述べ、物事がどのように進められるかについて、一般の人々がもっと関与する必要があると付け加えました。
