<グアム>薬による中絶を防止する法律の施行が禁止に
遠隔医療による薬による中絶を防止するための法律の施行が、月曜日に出された仮処分命令により停止されました。
この差し止め命令は、1月にACLU American Civil Liberties Union(米国自由人権協会)が提起した訴訟について、グアム地方裁判所のフランシスM.タイディンコ-ゲートウッド裁判長が下したものです。この訴訟は、グアムの患者に遠隔医療による薬による中絶を提供することを希望するハワイの2人の医師に代わって行われたものです。
ACLUは、2012年に制定された「女性のリプロダクティブ・ヘルス情報法」の中で、中絶に関する情報を直接提供することを義務づけている部分に異議を唱え、これによりテレビ会議による薬による中絶ができなくなっていました。
タイディンゴ-ゲートウッド判事は命令書の中で、現地の法律が違憲であるという原告の主張が本論で成功する可能性が高いこと、差止命令が出されなければ原告とその患者が回復不能な損害を被る可能性が高いことを示しています。
グアム政府は現在、以下のような法律の条項を施行することを禁じられています。
薬による中絶を行う患者が、必要な情報を直接受け取ることを義務付けること。
薬による中絶を行う際に、患者が選択した場所ではなく、個人的な場所で行うことを義務付けること。
さらに、政府は、この法律の施行を担当するすべての役員および従業員に通知することを命じています。この訴訟は、最終判決を待っているところです。