<サイパン>マリアナ・パシフィック航空、2022年の就航を目指す

サイパン-オーストラリア路線の開設を目指している新興航空会社のマリアナ・パシフィック航空は、早ければ2022年第1四半期にサイパンからブリスベンとシドニーへのフライトを開始することを目指しています。

木曜日に開催されたマリアナ諸島観光局の月例理事会において、マリアナ・パシフィック社のビル・ジャイルズ氏とジェームス・ブレイク氏は、サイパンを拠点とし、サイパンからブリスベン、シドニー、韓国、日本への便を毎日運航する航空会社の立ち上げの進捗状況を報告しました。

ジャイルズ氏によると、マリアナ・パシフィック社は来年初頭に正式に有限責任会社となる予定ですが、それ以前にトラベル・バブルが設立された場合、早ければ12月には一般向けのサービスを開始できる可能性があるとのことです。

「通常のLLCに移行するのは来年の第1四半期になるでしょう。ウェットリースを利用すれば、もっと早く立ち上げることができます。もし、トラベル・バブルのサポートが得られれば、12月にはスタートできるでしょう。自分たちのLLC航空会社として運営できるようになるまでは、バブルを利用するのが良いでしょう。バブルを成功させれば、この人たちをすぐに呼び寄せることができる」と同氏は語りました。

ジャイルズ氏によると、マリアナ・パシフィックのオーストラリア側では、すでにトラベル・バブルの設立に向けて動き出しているとのことです。

「5月には、オーストラリアとの間でバブルの取り組みを始めました。オーストラリアには良いコネクションがいくつもあります。実際に首相官邸やオーストラリアの高官たちに原稿を送り、我々を参加させてもらいました」と彼は話しています。

MVAでは、オーストラリアン・トラベル・バブル特別委員会の設立を全会一致で決議しました。この委員会は、オーストラリアン・トラベル・バブルをCNMIで立ち上げるための特別な臨時委員会です。

ブレイク氏は、マリアナ・パシフィック社がオーストラリア・トラベル・バブルの成功を確信していると述べています。なぜなら、オーストラリアの人気旅行先の多くでCOVID-19の症例が増加している中、サイパンはCOVID-19の数が少ないため、旅行の準備ができている人々にとって理想的な旅行先だからです。

「サイパンには、海外旅行をしたいと思っている人たちの巨大な市場があり、海外の休暇先に行くことで溢れかえっていると思います。オーストラリアには約200万人の人々が住んでいますが、通常であればバリやタイに行くところを、今は行くことができず、行きたくないとも思っています」と同氏は言います。

マリアナ・パシフィック航空は、まずボーイング757を3機導入し、日本に週2便、韓国に週2便、フィリピンのクラーク、オーストラリアのブリスベンとシドニーに毎日運航することを目指しています。

「エコノミークラス162名、ビジネスクラス20名の乗客に加えて、貨物を満載して運航することができます。特にオーストラリアから生鮮食料品を輸入することができるので、全く新しい機会をもたらします」とブレイク氏は語りました。

マリアナ・パシフィック航空は、就航初年度に14万人の乗客を見込んでいます。

https://www.saipantribune.com/index.php/marianas-pacific-airlines-aims-for-2022-launch/

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