<グアム>GVB:来年の日本からの観光客は3万人程度と予想
グアム・ビジターズビューローはかつて、日本でのグアムのマーケティングに年間約800万ドルを費やしていました。パンデミックが発生する前の2019年に島を訪れた日本人観光客は66万4,000人でした。
火曜日に開催されたGVBの日本マーケティング委員会での議論によると、来年度のグアムの総訪問者数は13万5000人にとどまり、日本からの訪問者数は約3万人になるとGVBは予想しています。
また、日本マーケティングの予算案はわずか200万ドルとなっており、韓国人観光客向けのグアムマーケティングに多くの予算が割かれています。
GVBによると、韓国市場は「容易に解決できる問題」であり、日本よりも先に回復すると予想されています。韓国のマーケティングには約400万ドルの予算を提案しています。
日本の国内旅行は増加傾向にありますが、帰国者に対する14日間の検疫や渡航前後の検査の義務化など、政府による警告や渡航制限が海外旅行の妨げとなっています。
GVB副局長のジェリー・ペレス氏は、「渡航先の国が予防接種を強化しているとはいえ、帰国時の手続きを自由化するにはまだ時間がかかるだろう」と話しています。
GVBのスタッフによると、日本ではワクチンを接種した旅行者の検疫を10日間に緩和することを検討しているとのことです。
「今後数ヶ月の間に変更があれば、当然、情報更新します。しかし、今日の時点では、日本への到着予想を変えるようなことはない」とペレス氏は述べています。
ペレス氏は、13万5,000人という来島者数の予測は楽観的な予測であると述べています。
「8万人から8万5,000人くらいになるかもしれません。そのため、我々は最善を尽くし、上限については間違っていることを願っています」と同氏は述べました。
GVBの計画によると、200万ドルの日本マーケティング予算の一部は、10月から12月にかけて、日本人旅行者のCOVID-19検査に190ドルもの費用を支払うキャンペーンに使われるとのことです。また、GVBは日本人旅行者がCOVID-19のブースター注射を受ける場所としてもグアムを売り込みます。
GVBによると、パンデミック後の日本の旅行者にとって、グアムは現在、希望する旅行先のトップ10に入っていないという調査結果が出ています。マーケティング戦略では、グアムの安全性、清潔さ、ホスピタリティ、そしてわずか3.5時間で行けることなど、グアムのユニークさを強調します。
GVBによると、日本のターゲットは20歳から39歳までの女性、つまり「オフィスレディ」と「アドベンチャートラベラー」とのことです。