<サイパン>これまでのところ、「COVIDの感染が加速しているという証拠はない」

太平洋島嶼保健官協会(Pacific Island Health Officers Association)の地域感染症疫学者であるStephanie Kern-Allely氏によると、最近、コミュニティ内での感染数が急増しているにもかかわらず、これまでのところ、COVID-19の感染が加速しているという兆候はないとのことです。

「私たちが得た感染の証拠は、私たちの曲線から見て加速を示していません。ここ数日、多くの検査が行われていますが、感染者が急増しているわけではありません。実際、感染者数は日に日に減少しており、感染者の大部分は10月28日から29日に確認されています」とKern-Allely氏は月曜日のバーチャル・ニュース・ブリーフィングで述べています。

Kern-Allely氏によると、CNMIではワクチン接種率が高いため、感染拡大の速度が遅くなっている可能性があり、それが集団免疫につながり、「感染の連鎖を断ち切ることができる」としています。

集団免疫とは、ある集団の一定割合がワクチン接種や過去の感染症・病気への曝露(感染)によって感染症に対する免疫を獲得した場合に得られる、間接的な病気・感染症予防のことで、地域社会での感染拡大の可能性を減少させ、免疫を持たない人々がワクチン接種や病気への曝露を受けることなく健康を維持できるようにするものです。

「これまでのところ、感染が加速したという証拠はありませんが、これはワクチン接種率の高さと関係していると思われます。多くの人が予防接種を受けていれば、集団免疫に近い状態になり、感染の連鎖を断ち切ることができますので、今のところ感染が加速しているという証拠はありません」と同氏は述べています。

vaccinatecnmi.comのダッシュボードによると、昨日の時点で、CNMIの対象人口の83.9%にあたる35,555人がCOVID-19の完全な予防接種を受けています。さらに、35,647人が少なくともCOVID-19の1回目の接種を受け、3,457人が追加のワクチン接種を受けています。

月曜日に行われたバーチャル・ブリーフィングには、ラルフDLGトレス知事、コモンウェルス・ヘルスケア社の最高経営責任者エスターL.ムーニャ氏、知事のCOVID-19タスクフォース委員長ウォーレン・ビラゴメス氏、地域疾病調査官IIIドウェイン・デイビス氏が参加しました。

カーン-アルレ氏は、疫学サービスを提供するためにCNMIに派遣されたことを説明しました。

https://www.saipantribune.com/index.php/no-evidence-of-accelerated-covid-transmission-so-far/

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