＜グアム＞強姦容疑のスルホヌ フランク・ジェームス・サン・ニコラス被告に無罪判決
2020年1月に23歳の女性に性的暴行を加えたとして起訴されたフランク”コウ”ジェイムズ・サンニコラス被告は、すべての罪状で無罪となりました。
陪審員は2週間に及ぶ裁判の後、ほぼ丸2日をかけて審議を行い、女性からレイプの被害を訴えられたサン・ニコラス被告が第3級および第4級犯罪性行為の2つの容疑について無罪であると判断したのです。
評決を読んだ後、サン・ニコラス氏は弁護士のホアキン”ジェイ”アリオラ・ジュニア氏に抱きつく姿が見られ、別の法廷で裁判のストリームを見ていた家族は喜びの涙を流しました。
アリオラ弁護士は、彼とサン・ニコラス氏は「とても、とても難しい事件」でサン・ニコラス氏に公正な裁判を許してくれた陪審員と裁判所に感謝していると述べました。
「Tun Ko San Nicolas氏は、このたび容疑が晴れたので、前に進んで仕事を続けたい」とありオラ弁護士は述べました。
告発された人
2020年6月、23歳の女性が同年1月にサン・ニコラス氏から強姦されたと訴えました。女性は、スピリチュアル・ヒーラー（スルホヌ）として彼のサービスを求めたことで、サン・ニコラス氏を知りました。
女性はサン・ニコラス氏とタンギソン・ビーチで出会い、彼のジーゴの住居に行く前にキャンプをしたと告発文書には書かれています。
サン・ニコラス氏は、スピリチュアル・ヒーリングの一環として、マッサージをするために服を脱ぐように女性に言ったとして訴えられています。
女性は上半身の服を脱いだが、ショーツは脱ごうとしなかった。サン・ニコラス氏は力ずくで彼女のショーツと下着を引き下ろし、彼女の陰部を触ってから自分のショーツを下ろした、と文書には記されています。
女性はセックスをしたくないと言ったが、サン・ニコラス氏は女性に無理やり体を押し付け、「これはいいことだ」と言ったとされ、告訴文書によると、「霊はこれを望むだろう」と言ったとされています。
その後、サン・ニコラス氏は、もし彼女がこの出来事を誰かに話したら、霊的な癒しのサービスを提供できなくなると言ったとされます。
数ヵ月後、女性は警察に被害届を出しました。
議事録作成
2020年6月に起訴されて以来、グアム港湾局の警察官として勤務していたサンニコラス氏は、釈放の条件により職を失いました。彼は自宅軟禁を続けることを求められたとPDNファイルは伝えています。
パンデミックの影響は裁判にも及び、サン・ニコラス氏の裁判は延期された多くの事件のうちの1つでした。PDNのファイルによると、起訴は特に延期された手続きの1つでした。
「予備検査や起訴によって、彼が犯罪を犯し、その罪で起訴されるべきという正当な理由が確立されないまま、彼は裁判所から課せられた軟禁条件下に置かれ、仕事を失ってしまった」とアリオラ弁護士は2020年10月の公聴会で述べています。
精神的な健康
2週間の裁判の間、女性の精神衛生上の問題が、アリオラ弁護士と検事総長室のクリスティーン・テノリオ検事との間の議論を支配していました。
この女性は事件当時、グアム行動健康センターに滞在していたことが裁判で明らかになりましたが、アリオラ弁護士とテノリオ氏は、この情報がサン・ニコラス氏の有罪を決定する上で関連性を持つべきかどうかを議論しました。
テノリオ氏は、女性がマッサージをしているときにサン・ニコラス氏が彼女のズボンを下ろすことに口頭で異議を唱えたと証言したと主張しました。
テノリオ氏によれば、この女性は明確な記憶を持っておらず、精神衛生上のエピソードがあれば不規則な行動をとっただろうが、たとえそうであっても、彼女の抵抗で十分であるとしています。
「彼女が精神病の状態にあったとしたらどうだろう？精神病状態の人はレイプされないということになるのでしょうか？」とテノリオ氏は最終弁論で陪審員にこう尋ねました。
しかし、アリオラ弁護士は、その出会いは合意の上であったかもしれないので、その時の女性の精神状態は、彼女が事件をどう記憶していたかに関係があると主張しました。
アリオラ氏はまた、女性がその後何度もサン・ニコラス氏を探し求めたという事実も提起しました。
「彼女は彼に会いたくて仕方なかったのでしょう…。彼女はわざわざ彼に会いに行ったのです」とアリオラ氏は言いました。
