＜サイパン＞歳入増と連邦政府の援助で2021年度の赤字を緩和
コビド19の大流行による経済的影響により、CNMI政府は2021年度予算を6470万ドル超過しましたが、連邦政府の財政支援と地方政府の歳入増により、赤字額は4260万ドルに減少しました。
エドモンドS.ヴィラゴメス下院議長とジュードU.ホフシュナイダー上院議長への報告で、財務局長デヴィッドDLGアタリグ氏は、「経済縮小は、アメリカ救済計画法に由来する連邦資金の注入により相殺された」と述べました。
同氏はまた、2021年度の実際の歳入が公法22-8で計上された予想歳入を上回ったことを立法府に報告しました。予算法では2021年度に144,415,554ドルを割り当てていましたが、実際の徴収額は146,742,798ドルでした。
アタリグ氏の報告によると、事業総収入税は総収集額の36％を占めている一方、賃金給与税とNMI領土所得税の個人所得税は、「BGRTの徴収額をほぼ上回った」とのことです。
CNMI政府は、賃金給与税で24,266,542ドル、NMITIT税で23,994,580ドルを徴収したと同氏は述べ、これらの収入は、2021年度予算案で予測された金額よりも多いとアタリグ氏は付け加えました。
「ここで示された徴収額には、カジノ収入、およびその他のライセンスや手数料（使途指定資源とも呼ばれる）は含まれていないことに留意することが重要である」と彼は言います。
債務返済と使途指定資金を差し引いた後、充当可能な残りの財源は9640万ドルだったと同氏。
しかし、政府のパンデミックへの対応の度合いから、「一般資金から多額の支出を継続的に行う必要があった」と同氏は付け加えました。
その結果、この会計年度の支出と義務の総額は、充当された財源を54％上回りました。Covid-19の予防と緩和に費やされた3790万ドルと、医療紹介費用の710万ドルで、6470万ドルの赤字となりました。
アタリグ氏は、超大型台風ユツのために支出され払い戻された390万ドルも、「災害と共助の支出」全体の一部であると述べています。
「政府の迅速な対応と地域社会でのウイルス拡散対策への献身が、CNMIを国内で最も安全な場所の一つとして維持することに成功したのです」と彼は付け加えました。
ラルフ・トレス知事は、ARPA支出計画の中で、2021年度に7500万ドル、2022年度に1億7500万ドルの連邦資金を割り当てています。
経済的展望
アタリグ氏は、Covid-19の亜種が蔓延しているため、今後数年間は不確実な状況が続くだろうと述べています。
世界の完全接種率は50％ですが、CNMIは2022年1月13日現在で97％を達成しています。
アタリグ氏は、これによりCNMIは「国民の予防接種を成功させることで、より速いスピードで正常な状態に戻る機会を得ることができる」と述べました。これには、国内の商業活動を全面的に再開し、観光客の入国を再開する可能性も含まれます」と述べています。
アタリグ氏は、CNMIと韓国間のトラベル・バブルにより、Covid-19緩和ガイドラインの厳格な遵守を維持し続けるコモンウェルスの観光が一部再開されたと述べ、日本、中国、香港、台湾への旅行バブルの拡大は、必要な政府収入を回復するために追求すべき必要なオプションであると付け加えました。
同氏はまた、ARPAなどの連邦政府による資金は、「Covid-19の拡散と影響に対する戦いを支援する一方で、経済の安定をもたらし、商業活動を支えてきた」と繰り返しました。「この連邦資源の投入により、利用可能な資源の不足をさらに緩和し、政府サービスの継続的な運営を可能にしました」。
ただし、「これらのプログラムは無期限ではなく、政府の義務を果たすために、より大規模な観光や経済活動の再開を追求する努力が必要である」と同氏は付け加えました。
