＜グアム＞グアムでCOVID-19の治療オプションが増加
COVID-19の治療の選択肢は増え、点滴から、保健当局によるとパンデミックゲームを変えるような抗ウイルス剤まであります。
しかし、それらはまだ限られた量しかありません。
例えば、COVID-19陽性の患者は、医師の処方箋と患者が最優先事項のカテゴリーに属するとの判断がなければ、参加薬局に直接行って抗ウイルス剤などを手に入れることはできません、と公衆衛生・社会福祉省の職員は水曜日に述べています。
連邦政府は、グアムのCOVID-19緊急対応に不可欠なものとして、これらの治療薬をDPHSSに提供しました。
DPHSSの暫定最高医療責任者であるロバート・レオン・ゲレロ（Robert Leon Guerrero）博士は、メディアパートナーとの定例COVID-19ブリーフィングで、薬局への抗ウイルス剤MolnupiravirとPaxlovidを含む進行中の配布に関する最新情報を提供しました。
これらの経口抗ウイルス薬は、COVID-19患者の入院や死亡を防ぐのに役立っています。
グアムに送られた約200のモルヌピラビルコースのうち、約72がタムニンのオカにあるスーパードラッグ・ファーマシーとマンギラオのアメリカンメディカルセンターにあるエクスプレスメッド・ファーマシーにそれぞれ送られたとレオン・ゲレロ氏は述べています。
残りは、デデドのDPHSS北部地域コミュニティーヘルスセンターにあるとのことです。
グアムも先にパックスロビド80コースの初荷を受け取りましたが、薬局側の責任と払い戻しに関する懸念から、配布されたばかりであったと同氏は言いました。
レオン・ゲレロ（Leon Guerrero）氏によると、FHPヘルスセンター、オカのSuperDrug Pharmacy、AMCのExpressMed Pharmacyにそれぞれ10コースほどが配布される予定になっているとのことです。パックスロビドは腎臓病の患者には「禁忌」だとされています。
グアムは抗ウイルス剤レムデセビルも持っており、最近、パラオに一部を分け与えました。パラオは、2020年初頭にパンデミックが始まって以来、初めてのCOVID-19の急増と戦っており、助けを求めてきました。
一方、モノクローナル抗体は、病院や特定の診療所でのみ入手可能です。COVID-19と診断された人には、静脈注射や単回投与で投与されます。こちらも優先的に投与されます。
グアムは最近、ソトロビマブを受け取りました。科学者によると、この抗体治療は、オミクロン変異体に対してよく効くことが知られているそうです。
モノクローナル抗体療法は、COVID-19抗体を使用して、人の体が感染症を撃退するのを助けるものです。注射は点滴療法に比べ投与量が少ないのが特徴です。
グアムでも以前はリジェネロン抗体医薬を提供していました。DPHSSの職員は以前、リジェネロンはオミクロン変異体にはあまり効果がないが、デルタ変異体には有効であると述べています。
米国食品医薬品局は最近、リジェネロンモノクローナル抗体療法は優勢なオミクロン変異体には効果がないため米国では使うべきではないとし、当面はCOVID-19治療のリストから外しました。
グアムでは、現在進行中のオミクロンの急増により、これまでに1日最大850人が新たに感染し、最大47人が病院送りになっています。1月のCOVID-19関連の死亡者22名（うち13名は到着時死亡例）と関連があるとみられています。
