＜サイパン＞警部になりすました男を逮捕
麻薬課の警部を装ったニック・ジョーンズ・ジュニア容疑者（26）が金曜日に公安局DPSに逮捕され、治安妨害、暴行、警官のなりすましの罪で起訴されました。
警察は訴状で、2022年3月26日午後10時頃、DPS本局の外で騒ぎが起きていると警官から通報があったと述べています。
駆けつけた警官は、自分は麻薬課警部で潜入捜査をしていると話したジョーンズ容疑者に会いました。
ジョーンズ容疑者は、車のエアコンの吹き出し口の中に隠しカメラを仕込んで、2人の男を見張っていたと言いました。
警官はその際、近くにシルバーのセダンが停まっているのを見て、ジョーンズ容疑者が運転しているものだと確認しました。
また、同警察官は、そのセダンが、その日の夜、平和を乱す別の事件に関与した車であることも認識しました。
同警察官は、その事件の被害者に電話をかけ、現場に到着した被害者は、ジョーンズ容疑者が先の事件の容疑者であることを確認しました。
別の警察官が到着し、トランクとドアが大きく開いているグレーのトヨタC-HRのそばに他の二人の男が立っているのを目撃しました。その警察官によると、トランクマット、箱、物の入ったバケツが、工場出荷時の位置から外れた後部座席を含めてすべて地面に落ちていたそうです。
2人の男のうち1人は、もう1人の男とともにダンダンの友人宅を出て、チャラン・カノアの同行者宅に向かっていたと警察に話しました。
友人の家に近づいたとき、シルバーのセダンが車の前に止まり、行く手を阻んだといい、その後、ジョーンズ容疑者が車から降りて近づいてきたと言います。
男性は恐怖のあまり、車をバックさせてその場を離れ、ビーチロードを北上したと警察に話しています。
シルバーのセダンは彼らの後ろを走り、ヘッドライトを点けたり消したりしながら接近を続けたとのことです。
男性はその後、助けを求めて警察署に車を走らせたと言います。
そこでジョーンズ容疑者は男の車の後ろに車を止め、降りてきて「3人の女の子はどこにいるんだ、どこで降ろしたんだ？」と尋ねました。
二人の男はジョーンズ容疑者に、自分たちだけで、ダンダンの友人宅から来たところだと伝えました。
ジョーンズ容疑者は二人の男性に自分が警察官であることを告げ、車から降りて運転免許証を提示するよう指示しました。
二人はそれに従い、縁石に座りました。
ジョーンズ容疑者はその後、車のトランクの中を探し始め、「物を放り出しながら、前の座席に向かった。ジョーンズは2人の男性とトヨタC-HRの間を行ったり来たりしていた」と警察は述べています。
ジョーンズ容疑者は2人の男性に「お前の頭を10回ひねってやる！俺は警察官だ！」と言ったそうです。
その後、ジョーンズ容疑者は一人の男性を帽子で殴り、もう一人の男性に雑巾を投げつけたと警察は発表しています。
2人の男性は警察に、ジョーンズ容疑者が怖かった、ジョーンズ容疑者が警察官だと信じていたのでジョーンズ容疑者の指示には全て従ったと話しています。
警察はジョーンズ容疑者を逮捕し、その後、矯正局へ護送され、収容されました。
月曜日、ジョーンズ容疑者は保釈聴聞会のために高等裁判所のテレサ・キム・テノリオ副裁判官の前に現れました。
Kim-Tenorio判事は、9,000ドルの無担保保釈金を提出した後、10,000ドルの現金保釈金の10％を支払うようジョーンズ被告に許可しました。
審理では、ジョーンズ被告はカリー・コムストック公選弁護人補が弁護し、政府側はスティーブ・ケッセル検事補が出廷しました。
ジョーンズ被告は、4月6日午前10時に予備審問、4月11日午前9時に罪状認否のため、法廷に戻るよう命じられました。
火曜日夕方の報道時点では、同被告に関するその他の情報は得られていません。
