<サイパン>知事、2023年度ARPA資金を$32.6Mに増額
ラルフ・トレス知事は、4月1日に提出した当初予算1600万ドルから、2023会計年度に割り当てられる米国救済計画法の資金を3260万ドルに増額しました。
7月1日にエドマンド・S・ビラゴメス下院議長とジュード・U・ホフシュナイダー上院議長に送った知事の2023年度修正案では、公務員の等級内昇給分も計160万ドル計上されています。
また、https://cnmileg.net/resources/files/Documents/REVISED%20FY%202023_VOLUME%20IV_ARPA%20FUND%20070622.pdfに示されるように、特定の行政府職員の昇給もあります。
知事は、Covid-19パンデミックの経済的影響により奪われた政府職員の労働時間の20%をARPAの資金で回復させる意向です。
また、職員の退職金や健康保険の雇用者負担については、「ARPAの支出計画に織り込んでいく」としています。
さらに知事は、次のパシフィック・ミニ・ゲームとミクロネシア・ゲームに地元選手を派遣する北マリアナ諸島スポーツ協会に、40万ドルのARPA資金を割り当てました。
さらに、知事は、北マリアナ諸島大学に125万ドルを割り当て、このうち25万ドルは同大学のプロア・プロミス・イニシアティブに充てられます。これは、ペル・グラント、連邦財政援助、CNMI奨学金、サイパン高等教育財政援助、テニアン市およびロタ市の援助、軍教育給付、民間奨学金で賄えない授業料と義務教育の費用を支払うための、奨学金プログラムです。
また、知事は、対象となる機関の光熱費は引き続きARPA資金で賄うことを明言しました。
週末に地域に出回った賃上げ表に対して、第3分区の下院無所属候補者デルバート・プア氏は、自身のFBページに次のようなコメントを投稿しています。
「この表で提案されている給与よりも低い収入を得ている政府職員に、有意義で当然の給与を与えられるチャンスと機会が与えられることを期待しよう。生活苦にあえぐ多くの公務員を見るのは心が痛みます」
「子供たちの将来の教育資金を確保することも、誕生日などに子供たちにプレゼントを贈ることさえもままならず、他の人たちがまだ苦しんでいる中、知事のリストに載っている人たちは、悠々自適の生活を送っています。もういい加減にして欲しい。収入の少ない人たちにインセンティブを与えて、自由に息ができるような、また生活費と経費のキャンバスができるような、そんな花を咲かせるチャンスを与えよう。こんなことは『許されない』」と彼は付け加えました。
連邦政府は、CNMIに4億8180万ドルのARPA資金を提供し、1年以上前から地元の歳入を補っています。