＜サイパン＞元判事がゾーニング委員会の決定見直しに任命される
元上級裁判所判事デヴィッド・ワイズマン（David Wiseman）氏は、プエルトリコに自動車ディーラーと自動車修理工場を建設する計画を承認した際のゾーニング委員会の決定を審査する住宅組合の申し立てにおいて、臨時判事として指名されました。
15年間裁判官を務めたワイズマン氏は、2016年に裁判官を退任しました。
2022年5月13日の提訴を受け、CNMI高等裁判所の5人の判事はこの事件の処理から身を引いています。
ウェスリー・ボグダン準判事は、「自身がこの訴訟に関わる不動産の居住者であり所有者である」と述べています。
ジョセフ・カマチョ（Joseph N. Camacho）準判事は、自分がこの訴訟を扱うことに矛盾が存在すると述べました。
ロベルト・C・ナラハ裁判長、ケネス・L・ゴベンド準判事、テレサ・キム・テノリオ判事は、自分たちの公平性が疑われるかもしれないと述べ、そのためこの訴訟の審理から外れることになりました。
ケイト・B・フラー弁護士とコリン・トンプソン弁護士が代表を務めるアナックス・オーシャンビュー・ヒル・サイパン住宅所有者組合は、プエルトリコのアトキンス・クロールのレクサス販売店と27ベイの修理・自動車修理工場に対する条件付使用許可申請を許可した連邦区域委員会の決定を見直すよう地元裁判所に請願しています。
また、住宅所有者のコミュニティは、裁判所にゾーニング委員会命令2022-1-03を無効にする命令を出し、委員会に条件付き使用許可2020-10382を取り消すよう指示することを望んでいます。
同団体は同様に、完全な審査が終了するまで、条件付使用許可証2020-10382に基づくロット（土地区画）EA 496-R1での建設を禁止する仮処分を出すよう裁判所に申し立てました。
コモンウェルス・ゾーニング委員会のメンバーであるペリー・イノス・ジュニア氏、フランシスコC.アグオン氏、セシリア・タイタノ氏、ケビンC.ゲレロ氏、エドナ・ニソラ氏、シェイン・ビラノエバ氏は、公的資格で請願書の被告人として指名されました。これらの代理人は、検事総長補佐のケイシャ・ブライズ（Keisha Blaise）氏が務めています。
申立人は、2022年6月1日に、被申立人およびアトキンス・クロール（Atkins Kroll）に申立書を送達しました。
コモンウェルス民事訴訟規則24条に基づき、アトキンス・クロール（Atkins Kroll）は順番に当事者に訴訟への参加と出廷の意思を通知しました。
その後、住宅協会とゾーニング委員会は、アトキンス・クロールが訴訟手続きに参加できることを規定し、合意しました。
アトキンス・クロールは、ショーン・フリンク弁護士とロドニー・J・ジェイコブ弁護士が担当します。
