<サイパン>NOAAの調査船が8月のお別れを前に見学会を開催

CNMI群島での調査を終えた米国海洋大気庁の科学者チームは、先週金曜日、プエルトリコのサイパン港のチャーリードックで調査船レーニアの3回のツアーを開催しました。

最初のツアーでは、CNMIの議員や他の要人も参加し、海洋や海底のマッピングを行うNOAAの機器が置かれた「ブリッジ」や、遠隔地でもダイバーが治療を受けられる可搬型減圧室システム、いくつかの調査機器や小型調査船の全体像を見学しました。

今回の遠征のチーフサイエンティストであるケイリン・マッコイ氏によると、ホノルルに拠点を置く研究チームは、CNMIの島々を巡り、サンゴ礁や地域の海底などを観察しデータを収集したとのことです。

マッコイ氏によると、2017年の前回の調査遠征と2022年の今回の遠征の間に、研究チームはいくつかの改善を実感したとのことです。2017年よりもサンゴの白化が少なくなり、さらにサンゴの成長も進んでいました。サンゴの白化とは、サンゴ礁が枯れて白くなることです。

NOAAの2017年のツアーで収集したデータに基づき、全米サンゴ礁モニタリング・プログラムの2018年の報告書では、CNMIのサンゴ礁の健康状態は良好と判定されています。現在、2022年のレインジャー号でのツアーで新たに取得したデータにより、近日中に最新版と評価が公開されるはずです。

NOAAがCNMIを訪問する目的は、データの収集と更新、サンゴとサンゴ礁の全体的な健康状態の評価、現在のサンゴ礁資源を最適に管理する方法を見つける目的で、地元の海洋管理者と収集した情報の共有にあります。

レイニア(Rainier)号の司令官兼船長のHector Casanova氏は、サンゴとサンゴ礁の評価に加えて、海図更新のためにCNMI諸島を移動しながら海底の地図を作成したと述べ、「ここには80年前から海図がない場所もあるので、実際にこの一部になれることにとても興奮しています」と付け加えました。

レイニア号は、4月からCNMIで調査を行っています。CNMIでの調査を終えたチームは、8月に出発し、2025年に再び訪れる予定です。

https://www.saipantribune.com/index.php/noaa-ship-holds-tours-before-saying-goodbye-in-august/

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