<グアム>大韓航空801便記念碑は、犠牲者の家族が悲しみと祈りを捧げる場所
25年前に大韓航空801便が墜落した丘に建てられた大きな黒いオベリスクは、過去の悲劇を認識する以上のものであり、犠牲者の家族が悲しみと祈りのために行くことができる場所です。
イナ・リーさんは毎年、801便に搭乗していた末弟のチョ・キヨンさん、28歳(当時マンギラオ在住)を偲び、祈るために記念碑に足を運びます
チョウさんは、1997年8月6日、乗客・乗員254人のうち228人の命を奪った、アサン・ニミッツの丘に墜落した同機の犠牲者の一人です。
現場にいた救急隊員はチョウさんの遺体を回収できなかったため、リーさんとその家族は14カ月後に墜落現場で葬儀を行いました。
「グアムの悲劇は、人々の記憶に残らない、忘れてしまうものです。しかし、私たち家族にとっては、彼の遺体を回収できなかったので、そこに行って祈りを捧げたいのです」とリーさんは語りました。
リーさんは、四半世紀を経た今、この痛みは同胞である韓国人だけでなく、中国人、日本人、チャモロ人の家族にも共有されていると語りました。
記念碑を建てるというアイデアは、リーさんが所属していた犠牲者の遺族団体が、大韓航空に記念碑の設立を強く要請し、大韓航空がこれに同意したことから生まれました。
グアム政府は、当時のカール・グティエレス知事の指揮の下、グアム海軍基地司令官と協力して建設と立ち入り許可を担当したと李さんは言っています。
記念碑は1998年8月5日に完成しました。
大韓航空は毎年約2,000ドルを支払って、業者に伐採やメンテナンスの作業を依頼していますが、リーさんはそれだけでは不十分だと言います。彼女は兄弟と一緒に、毎年ボランティアで記念碑の清掃を手伝っています。
リーさんは、土曜日の午前9時から10時まで、ニミッツヒルの記念碑で記念式典を開催してくれる知事事務所に感謝したい話しました。
この式典は一般公開され、知事のFacebookページでライブ配信される予定です。