＜グアム＞弁護側：ニコラス・ムーア被告はアガナハイツの銃撃で引き金を引いていない
検察官は、ニコラス・ウェイン・ムーア被告が2020年にアガナハイツで「麻薬取引で失敗した」男性を射殺したと述べましたが、弁護人のデビッド・ルーハン氏は、銃を発砲したのはムーア被告ではないと述べました。
ムーア被告の裁判は月曜日、高等裁判所のアルベルトE.トレンティーノ判事のもとで始まりました。ムーア被告は2020年10月15日、アガナハイツのバスケットボール・コート付近で黒のフォードF-150を運転中、2人の男性に発砲し、1人に当てたとして起訴されています。
検察側弁護士のグラント・オーラン検事補によると、ムーア被告はドラッグの配達に失敗した売り手に金を渡したとしています。
「ニックはストリート・ジャスティスを求めていると判断した」とオーラン検事補は言いました。
銃撃の夜、ムーア被告とエリック・サローン被告は売り手に立ち向かったとオーラン検事補は言っています。売り手はムーア被告を認め、逃げ出しました。
その後、ムーア被告とサローン被告はトラックで彼を追いかけました。追いついたところで発砲しました。
弾丸は売り手には当たりませんでした。もう一人の男がこの発砲で傷を負いました。
ルハン弁護士は、あの夜、発砲したのは一人だけで、ムーア被告ではないと主張しました。
「ニコラス被告は運転手だ。…（売り手は）ピストルを手にしたサローン被告がダッシュボードで身構えるのを見て…撃った、と言っている」とルハン弁護士は言っています。
ルーハン氏によると、撃たれた男性は、当初、ムーア被告を犯人として名指ししましたが、何度か再取調べを受けた後、話を変えています。
海軍に所属するサローン被告は、グアム高等裁判所の優先起訴状により、この銃撃に関連して、加重暴行、テロ行為、銃器鑑別証のない銃器所持の2つの訴因で起訴されました。
6月、取引の一環として、サローン被告は、有効な銃器IDを持たない銃器の所持を第3級重罪として、また銃器の発射を軽犯罪として、有罪を認めました。この有罪答弁は、サローン被告がムーア被告の裁判で証言することによって政府に協力することに同意すれば、記録から抹消されることになっています。
サローン被告が協力しない場合、最高で4年の禁固刑を言い渡される可能性があります。
ムーア被告はまた、テロ行為と未登録銃器所持の罪に問われており、重罪遂行中の殺傷武器使用という特別な疑惑もあります。
別件では、2020年10月に行方不明になったマイケル・カストロ氏の死について、ムーア被告には殺人容疑がかけられています。
カストロ氏の死は、アガナハイツの銃撃事件の約2週間後に発生しました。カストロ事件での役割に対するムーア被告の裁判の日程は決まっていません。
ムーア被告はまた、第3級犯罪性行為の2つの訴因で起訴されました。PDNのファイルによると、彼は2016年12月と2017年1月に16歳未満の未成年者と性行為を行ったとして起訴されています。
