＜グアム＞グティエレス氏が来年度GVBの全権を握る可能性
来年度のグアム政府観光局の職員配置と1980万ドルの予算は、現在カール・グティエレス局長が務めているGVBゼネラル・マネージャーに引き継がれる可能性があります。
GVBの理事会は、通常、人員配置と支出の監督権を持ちますが、予算案の雑則に含まれる条項により、2023年度のみ、ゼネラル・マネージャーにその権限が与えられることになります。同法第12章35節は、火曜日の予算審議で削除しようとしたアマンダ・シェルトン上院議員によって明らかにされました。
グティエレス氏は今年初め、観光産業関係者を中心とするGVB理事会が秘密裏に会合を持ち、自分たちのビジネスに有利なGVB構想に投票することで、公開政府法に違反していると非難しました。GVB経営陣が法律顧問のジョー・マクドナルド氏に理事会の細則を見直し、グアムの法律と一致しているかどうかを判断するよう指示したため、同機関の理事会は、5月に弁護士を立てて、追って通知があるまで会合を中断するよう動きました。
「懸念」
観光委員会のシェルトン委員長は、「数日前に、ビジターズ・ビューロー（観光局）のメンバーから、この修正案によって、理事会がこの予算の監督から完全に切り離されることへの懸念を表明する手紙を受け取った」と述べました。
「この修正案は、長年グアム政府観光局を統治してきたグアム法の一部を、公聴会や独自の法案を作成することなく、この法案の雑則の中に滑り込ませたもので、少し問題があると思います」と彼女は述べました。
しかし、予算委員長のジョー・サン・アグスティン上院議員は、総支配人に運営管理を任せるという文言は、GVBの予算要求の際に、GVBの経営陣から出たものであるとして、異議を唱えました。
「今、理事会が勝手に（活動停止を）決めたのです。私たちはどうすればいいのですか？『OK、何もしないで下さい、GVB、ジェネラルマネージャーも』と言うのですか？それは基本的に我々が言っていることです。『いや、理事会に解決させよう』とサン・アグスティン氏は言いました。「観光で経済を回復させようと頑張っています。私たちは前に進まなければならないのです」
一方、テレーズ・テラヘ議員とサビナ・ペレス議員は、GVB理事会の権限を奪うことに反対を唱えました。
「これは大きな移行です」とTerlaje議員は言います。「もし、もっと吟味することなく、この有効な法律を廃止するつもりなら・・・もし、これが、我々が行うことを検討するものなら、私は法案に入れ、検討しましょう、必要なら実行しましょう、と言うでしょう。しかし、たとえ1会計年度であっても、このようなやり方は前代未聞だと思います。議会が、意見の相違を理由に理事会の権限を剥奪したという話は聞いたことがありません」
共和党の少数派リーダー、クリス・デュエナス上院議員もこれに同意し、「明らかに権力闘争が起こっている。何百万ドルという金を扱い、この公社を通して販売するという状況を扱っている。そして、もし問題があるのなら、その問題は、その取り決めを徹底的に吟味する方法で解決されるべきです」
ドゥエナス、ペレス、シェルトン、テルラジェ、トニー・アダの各上院議員たちは、GVB理事会の支配を維持させるシェルトン議員の修正案に賛成票を投じました。サン・アグスティン氏とジム・モイラン議員、テレナ・ネルソン議員、クリント・リッジェル議員、テロ・タイタギュ議員、ホセ“ペドロ”テラヘ議員らは反対票を投じました。
シェルトン氏の動議は却下されました。
メリー・カマチョ・トレス（Mary Camacho Torres）上院議員とティナ・ムーニャ・バーンズ（Tina Muna Barnes）副議長は欠席し、投票しませんでした。
投票日を設定
火曜日の夜遅くに予算協議が終了し、議員達は、2023年度のグアム政府の予算案について、水曜日の午後9時に投票に入る予定です。
この予算は、署名されれば、グアム政府にとって歴史的な高水準となります。議員たちが議論を始めてから、数字がコロコロ変わっていますが、代案で提案された収入額は、10億ドルを超えています。
COVID-19の大流行と観光市場の崩壊を受け、議員たちがアデラップ（知事室）の要求した予算額を下回らなかったのは初めてのことです。サン・アグスティン予算委員長は以前、縮小する2021年度と2022年度のグアム政府予算を史上最も経済的に困難なものと呼日ました。
火曜日の夜、議論が終了した時点で、予算案を投票ファイルに移すことに異論を唱える議員はいませんでした。水曜日は、議員たちがルー・レオン・ゲレロ知事に予算を提出する期限で、知事はその後10日以内に署名するか拒否権を行使することになります。
