<グアム>逆さクラゲの2つの個体群を研究

グアムのビーチではクラゲをよく見かけますが、実は逆さクラゲも存在することをご存知でしょうか?

グアム大学の研究者の調査によると、グアム海域には2つの逆さクラゲの集団が存在するそうです。

この2つの個体群は、大きさ、色、形が異なっており、研究者はこの2つが別種であると考えています。

しかし、その違いはあっても、逆さクラゲの個体群は同一種であることがわかりました。

「遺伝子を少し調べたところ、同じ種であることが判明しました。つまり、種レベルの形態の違いではなく、環境レベルの形態の違いだと判断したのです」とバスティアン・ベントラージ教授の下で生物学を学ぶUOG大学院生のコリン・J・アンソニー氏は言います。

研究者たちは、環境が大きく異なっていることを発見しました。一方の個体はココスラグーンの濁った堆積物の多い海域で見つかり、もう一方はピティ水道の澄んだ海域で見つかりました。

この研究結果によると、これらの異なる環境がクラゲの食事や生存に影響を与えている可能性があるとのことです。

「逆さクラゲは、ほとんどの時間を浅い沿岸域の海底に鈴なりになって過ごします。クラゲは逆さになることで、腕の中の光共生藻を太陽に向けて露出させ、その副産物を食べて自活し、さらに動物プランクトンを捕獲して成長するエネルギーを得ています」とUOGのリリースは述べています。

研究者たちは、地元のマレッソ住民の協力のもと、ココスラグーンの逆さクラゲの位置を突き止めました。

ココスラグーンの個体群から、研究者は2つの個体群の違いについて結論を得ました。

共著者のマッケンジー・ヒーギー氏(UOG大学院生、トム・シルス教授の下で生物学を専攻)は、「もし彼らがもう少し濁った水や泥水にいる場合、彼らはより狩りの技術に依存し、刺の構造を放出して異化作用で餌をとるかもしれません」と言います。

逆さクラゲの研究は、海の状態を理解する上で重要です。

「逆さクラゲは、栄養塩汚染やマイクロプラスチックの環境指標にもなり得ます。さらに、種によっては、大量に集まると水路の利用に影響を与える可能性があり、侵略的と考えられています」とリリースに記載されています。

https://www.postguam.com/news/researchers-study-2-populations-of-upside-down-jellyfish/article_8f4a8eb6-3251-11ed-8fb3-ef04936d9fc5.html

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