＜サイパン＞判事、逮捕時に入手した証拠の排除を求める薬物犯罪被告の訴えを却下
NMI地方裁判所のラモーナ・V・マングローニャ主席判事は、2020年1月にホテルで逮捕された際に当局が入手した証拠の抑制と除外を求めるシュオ・チウ被告（通称アイク）の申請を却下しました。
しかし同判事は、被告側弁護士による継続の口頭申し立てを認めました。
判事は、2022年10月4日に予定されていた前回の裁判を取り消し、被告人の陪審員裁判を2023年4月25日の午前10時に予定しました。
また、2023年1月11日午前9時に状況説明協議を設定しました。
9月7日の公聴会では、Qiu被告は弁護士のロバート・トレス（Robert Torres）氏とチャリティ・ホドソン（Charity Hodson）氏が代理を務め、連邦政府側には連邦検事補のガース・バック（Garth Backe）氏が出廷しました。
審理の結果、被告人は米国連邦保安官に再拘束され、矯正局で拘留されました。
被告人の申し立てによると、639号室で発行された捜索令状は発行の正当な理由を欠いており、違法な捜索の結果押収された物品は除外されなければならないとしています。
また、警察は彼が借りた別のホテルの339号室を令状なしで捜索し、「そこから押収された証拠品は除外されなければならない」と申立書は指摘しています。
2022年1月12日、米国麻薬取締局とCNMI麻薬取締タスクフォースは捜査令状を執行し、その6カ月前から滞在していたホテルの部屋でQiu被告から1.6ポンドのメタンフェタミン、未確定の現金、弾薬付き拳銃2丁を押収しました。
Qiu被告は、規制薬物（メタンフェタミン）の流通を意図した所持の罪1件と、麻薬取引犯罪を助長する銃器の所持の罪1件で起訴されました。
Qiu被告は通訳を介してDEAに自由に供述し、主に2人から100グラムから500グラムを供給され、売れ行きによって使い分けていたと述べました。
また、被告人は「島の誰よりも多くの地元の顧客がいる」とも話しました。
彼は、自分が公安局麻薬取締局の協力的な情報提供者であると主張しました。
