<サイパン>NMC-CREES、マングローブ蟹の垂直養殖に50万ドル以上を確保
(北マリアナ大学(NMC)は、経済の多様化と人材育成の一環として、サイパン島、テニアン島、ロタ島にマングローブ蟹(Scylla serrata)の養殖実証施設を建設するため、研究・普及・教育サービス-水産・天然資源プログラムより536,000ドルの助成金を確保しました。
この実証設備は、米国内務省の島嶼地域局を通じた技術支援プログラムの助成金で賄われ、NMC-CREESがマングローブ蟹の養殖を希望する個人を対象に研修を行うために利用されます。
「島嶼事務局からの支援に感謝します。私たちは、環境にやさしく、CNMIの経済成長を促すような方法で、養殖を近代化することを楽しみにしています」とCREESのパティ・コールマン臨時学長は述べています。
NMC-CREESの水産養殖・天然資源プログラムのプログラム・リーダーであるマイク・オゴ氏は、台風12号やユツによる被害、さらにコビッド19の大流行による規制の後、マングローブ蟹の養殖などの新しい産業による経済多様化の必要性が明らかになったと述べています。
「農業のほかに、養殖業は、地元で消費する商品の生産を通じて、経済の多様化に加えることができますが、より重要なのは、CNMIにひどく必要な収入をもたらすことができる輸出です」とオゴ氏は述べています。「このプロジェクトは、養殖への投資に拍車をかけ、その結果、海産物を愛する地元の人々や観光客に応える新しいビジネスが生まれるでしょう。
Ogo氏によると、マングローブ蟹は、日本、韓国、アメリカの市場で1kgあたり20〜30ドルで売れる「高価な養殖商品」であると言います。
サイパン、テニアン、ロタの3つのNMCキャンパスすべてにマングローブ蟹の実証実験ユニットを建設する予定です。このプロジェクトでは、縦に積み重ねたカニの育成箱を使用します。各コンテナには1,000個のボックスがあり、1回の収穫で1,000匹のカニを生産することができます。
中型のカニは6カ月ほどで成長し、1尾19ドルで販売できます。
「この価格なら、生産コストを考慮しても、CNMIのマングローブ蟹農家は投資に対する利益とリターンを実現できる」とオゴ氏は言います。
マングローブ蟹プロジェクトについて詳しく知りたい個人の方は、電話(670)237-6840またはメール(michael.ogo@marianas.edu/)でお問い合わせください。