＜サイパン＞下院、知事の精神保健関連法案に対する拒否権を無効化
この法案により、CNMIは、心理学インタージャクショナル・コンパクト（PSYPACT）に加盟し、精神医療へのアクセスを改善、拡大することができるようになります。
知事の拒否権を覆すには、下院議員20名のうち3分の2にあたる14名と、上院議員9名のうち6名の賛成が必要となります。
火曜日に出席した19人の下院議員全員が、知事の拒否権を無効にすることに票を投じました。ロイ・アダ議員は欠席でした。
知事は、拒否権発動メッセージの中で、法案の趣旨は支持するが、「法案の作成者は、PSYPACTを管理するための推定年間コストの詳細や、コモンウェルスのこの年間財政負担を支えるための充当による資金援助の情報を一切含んでいない」と述べました。
点呼投票に先立ち、法案提出者のティナ・サブラン議員は、知事が「この法案に拒否権を発動したことは、重大な誤りであり、見当違いであった」と述べました。
彼女は、下院と上院は、コモンウェルス・ヘルスケア社、コミュニティ・ガイダンス・センター、ヘルスケア専門家ライセンス委員会、開業している認可心理士、その他の支持者からの強い支持を得て、H.B. 22-80を全会一致で可決したと述べました。
立法府が精神衛生法案を可決したのは、「私たちのコミュニティが直面している深刻な精神衛生上の危機、特に複数回の台風災害やCovid 19の大流行による広範囲な影響を考慮してのことです」と彼女は付け加えました。
民主党の知事候補であるサブラン氏は、CNMIはPSYPACTを管理しないと述べています。
知事が拒否権発動メッセージの中でそのように述べたことは、「知事がいかにPSYPACTの仕組みを理解していないか、この法案を理解していないか、そしていかに宿題をする気がないかを示している」と彼女は言っています。
知事が精神衛生に関心があり、「PSYPACT」がどのように機能するかについて質問があるのなら、彼がすべきことは尋ねることだけであったと彼女は言いました。
知事は下院と上院の両方が承認した委員会報告書を読むことができたはずだと、彼女は付け加えました。
彼女はまた、「この法案を支持しているCNMIの精神保健医療従事者に相談することもできたはずだ。医療従事者ライセンス委員会に確認したり、PSYPACT委員会に電話や電子メールを送ることもできたはずだ」とも述べています。
「彼はそのいずれもしなかった。彼は、ただ法案に拒否権を発動したのです」と、サブラン議員は言いました。
PSYPACTに参加するためには、認可を受けた心理学者であれば誰でも、10ドルの州審査料がかかると彼女は付け加えました。
現在、CNMIには6人の公認心理師がいるので、コモンウェルスのコストは60ドルになると彼女は言います。
サブラン議員は、ほとんどの州がこの費用を支払っているが、公認心理士に転嫁することができ、結果としてCNMIに費用がかからないと述べました。
サブラン議員は、知事の「重大な誤り」のために国民が「苦しむ」ことがあってはならないと述べ、「その誤りを正し、その拒否権を無効にするために今日、憲法上の権限を行使する」よう同僚に要請しました。
上院が知事の拒否権を無効にすれば、この法案は成立します。
