<グアム>元GPD警部補、公判で証言台に立つ
第3級重罪のテロ行為3件、軽犯罪の無謀行為4件、公務執行妨害1件の罪で公判中の元グアム警察警部補ジョジョ・テンプロ・ガルシア被告が、月曜午後の公判で証言台に立ちました。
弁護人のピーター・サントス氏は、2021年11月30日に彼と隣人のジョセフ・アンドリュー・ボーハ氏と女性の間で起きた喧嘩についてガルシア被告に尋ねました。
これまでの証言で、ボーハ氏および警察官のピーター・クエンガ氏とジャスティン・ヤング氏は、その夜ガルシア被告が銃を持ち、ボーハ氏と女性に罵声を浴びせていたと述べています。
しかしながら、ガルシア被告は、2人の警官が到着したとき、銃ではなく、懐中電灯を持っていたとされています。
「たぶん、彼らは間違いを犯したのでしょう」とガルシア被告は言っています。
「携帯電話や懐中電灯のようなものを武器だと思うのは、よくある間違いなのでしょうか?」とサントス氏が尋ねます。
「そうです。前代未聞のことではありません」とガルシア被告は応えました。
クエンガ氏は以前、女性と話していたとき、女性がガルシア被告に怯えているように見えたと証言しています。しかし、ガルシア被告によると、その女性は怒鳴ったり罵ったりしていたとのことです。
「私は彼女の叫びに反応しただけです。すぐに戻ってくると言ったのです」とガルシア被告は言っています。
サントス氏はまた、ガルシア被告の住居の前でガルシア被告と他の3人が関わった別の事件の3分間のビデオも法廷に見せました。
ビデオでは、長袖のTシャツとズボンの黒ずくめの服装のガルシア被告が、黒くて長い銃のようなものを持って、武装していないと思われる男性にそれを向けているのが確認できます。
また、ガルシア被告とその家族が自宅から出てきて、その人物にわいせつな言葉を浴びせたり、カメラで録画している人物をはねのけて罵ったりしている様子も映っています。
映像の中の人物は、「AR権利がある(That’s an AR right there)」 と「発砲(Open fire)」と言っているのが聞こえます。
ビデオについて質問されたガルシア被告は、「トンネル・ビジョン」があったことを認めましたが、それは録画前に何者かが彼の家族を脅しており、彼の本能が家族を守ろうとしたためでした。
また、彼が銃を向けた男は、警察官が非番のときに武器を携帯するためによく使われるスリングバッグを身につけていたそうです。
「息子と私はガレージの外のカーポートにいたのですが、叫び声が聞こえたので、そちらを見たのですが、彼らが何を言っているのか分かりませんでした。気がつくと、3人か4人の男が家のほうに走ってきていたのです。私は正面に立っていたのですが、気がつくと息子を殴ろうとしていました。息子は何事かと思いながら近寄ってきました」とガルシア被告は言います。「それから、バッグから武器を出すように彼らが合図してるのが見えました」
さらにガルシア被告は、ビデオの前に、彼が家の外に出たとき、男たちが次のようなコメントをする事件が何度もあったと言っています。「お前の女房と娘を犯してやる」
「彼らは、家の外にいるときはいつも、この男たちが無礼なコメントや発言をするので、居心地が悪いと口にするのです」
「では、これは恐怖を与えるためでも、誰かを脅かすためでもなかったのですね?」
「はい、違います」とガルシア被告は答えました。
「そのうちの1人を撃とうと思えば撃てましたか?」とサントス氏は尋ねました。
「はい」とガルシア被告は答えました。
もし男たちがジェスチャーではなく、実際に武器を取り出していたら、被告自身が武器を使うよう促されただろうとガルシア被告は言いました。