＜グアム＞2023年度最初の月、税収が目標を700万ドル上回る

2023年度は、グアム政府にとって幸先の良いスタートとなり、10月には、目標の税収を700万ドル上回ったと報告されました。

予算管理調査局の国会議員に対する最新の月次連結収支速報によると、上院議員は、会計年度初月の一般会計歳入を1億3千万ドルと予測し採択しましたが、グアム政府は、結局、1億3千7百万ドルを計上しました。

立法府歳入委員会の委員長であるジョー・サン・アグスティン上院議員は、この収入傾向が続くか、少なくとも今年度予測される収入レベルを維持することを期待しています。

この傾向が続けば、グアム政府は年間予想額の約8億1千万ドルを上回る額を徴収することになる可能性があると報告書は伝えています。

2022年10月の実際の徴収額は1億3700万ドルで、2021年10月の徴収額1億3500万ドルを200万ドル上回りました。

枯渇

フランク・ブラス・ジュニア上院議員は、グアム政府が再び予想以上の収入を得たことは喜ばしいことだが、そのほとんどが、まもなく枯渇する連邦政府のパンデミック救済・復興ドルによって煽られているため、無機的な成長であると考えていると述べました。

「大変なことが起こるとは言いたくありませんが、パンデミック資金がなくなって、観光業がまだ苦しいとなったら、どうなるのでしょう。たとえば、連邦政府の資金で運営されている保育園や託児所の子供たちはどうなるのでしょう？」 とブラス氏は問いかけました。「物価が高い」

軍再編の建設プロジェクトも景気を押し上げているが、ほとんどの雇用は観光業で、これはまだ苦戦していると同氏は言います。

「そのためには、もっと多くの人を民間の労働力に戻すことに焦点を当てるべきです」とブラス氏。

「そうすれば、観光が軌道に乗ったとき、観光客が誰もいない通りや店、レストランに足を踏み入れることはないでしょう」」とブラス氏は述べました。

10月の歳入が予想を上回った最大の要因は、ビジネス特権税であり、予想を800万ドル近く上回る約3200万ドルを徴収しました。

一部の議員やグアム商工会議所は、ビジネス特権税はトランプ時代の減税の影響を相殺するための一時的な増税であるはずだとして、5％から4％に引き下げるようルーレオン・ゲレロ知事に働きかけています。

部分的に相殺

しかし、10月の企業優遇税制による利益は、法人税や源泉所得税、30条財源による徴収が予想より悪く、一部相殺されました。

San Agustin氏は、Bureau of Budget and Management Research（予算管理調査局）の収入データから、企業はまだ人を雇っていると述べています。

「しかし、法人税や源泉徴収税は、企業や申告者が会計年度の後半に申告を先延ばしにしている可能性がある」と同議員は言います。「（企業優遇税制は）消費者がまだ昨年と同レベルで消費していることを示しています。なお、年末年始は消費が増える傾向にあり、それが（ビジネス優遇税制の）増額の理由になっている可能性がある」

保守的な予算編成

上院議員は、パンデミックに伴う財政的な不確実性を考慮し、保守的な予算編成をとっています。しかし、毎年の実収入は、議員たちの予算を上回っています。

2022会計年度、グアム政府の税収は予測を1億350万ドル上回りました。

しかし、超過分のほとんどは未監査でありましたが、すぐに様々なプログラムに割り当てられました。

財務予算局は以前、事前の監査を見てみると、2021年度の「予備」超過収入のうち、数カ月後に監査が完了した時点で実際に超過収入とされたのは半分だけだったと述べています。

増える観光客

主要な特別会計のうち、10月に前年同月比で伸びたのは観光誘致基金のみです。

グアム政府は、10月に16,487,000ドルを徴収し、予測の16,083,000ドルを上回りました。

グアムへの入国者数は、先週のグアム政府観光局の発表によると、この10月に31,433人に達し、前年比389%増となりました。しかし、これはまだ、パンデミック前の2019年10月のグアム到着者数の26%に過ぎません。

グアム税関検疫局検査サービス基金、グアム教育施設基金、グアム・ハイウェイ基金、ヘルシー・フューチャーズ基金、固体廃棄物オペレーション基金の徴収額は、予測を下回りました。

最も不足したのは、健康未来基金で、徴収額は3850万ドルにとどまり、事前の予測であった4000万ドルを下回る結果となりました。

Tax revenue exceeds target by $7M in first month of fiscal 2023 | News | guampdn.com