＜グアム＞「私たちは抗議する」：次期上院議員らが人工妊娠中絶法案に反対
月曜の朝、議員たちが今立法期間の最終審議を続けるためにグアム議会ビルに向かう途中、法案291-36（別名グアム・ハートビート法）に反対するプラカードを持った様々な抗議者たちが彼らを迎えました。
その中には、上院議員に選出されたウィリアム・パーキンソン氏も含まれていました。
「私たちは、立法府のすべての入り口にいました。そうすれば、どの方向から入ってきても、議員たちは、会期に入る前に、私たちのメッセージを見ることができます」とパーキンソン氏は述べました。
グアム・ハートビート法は、胎児の心拍が検出された時点、あるいは妊娠が判明するよりも早い約6週間以内に中絶を禁止するものです。この法案では、レイプや近親相姦の例外はなく、医学的な緊急事態のみとされています。
この法案は支持を集めていますが、国民の反対も大きく、書面による証言の大半は法案に反対しています。
中絶医療へのアクセスを提唱してきたルー・レオン・ゲレロ知事は、グアム・ハートビート法が議会を通過した場合、拒否権を発動すると予想されています。
パーキンソン氏は、中絶の権利に関する選挙運動も行っていました。彼によると、月曜日には12人ほどの人々が抗議に現れたとのことです。
この法案に「反対」票を投じるよう、自分たちを表現するためです。というのも、前回の抗議は、『ヘイ、この法案をもてあそぶんじゃない、葬れ』というものでした。レームダック・セッション（任期満了で退く議員たちによる審議）で法案を決定させるな』というものでした。しかし、彼らがそれを議題にすると決めた以上、私たちはあらゆる段階でそれに抗議するつもりです」とパーキンソン氏は語りました。
グアム・ハートビート法は、先週、審議のアジェンダ（議事）に加えられました。
現時点では、立法府は全体委員会に留まり、資金調達関連策を議論しており、グアム・ハートビート法を取り上げるには至っていません。
パーキンソン氏は、抗議行動が毎日行われるかどうかはわからないとしながらも、コミュニケーションをとっており、この法案が採決に付されたときには、集まる用意があると付け加えました。彼は、中絶へのアクセス制限に反対し、島でのリプロダクティブ・フリーダムを支持する連合、Guam People for Choiceが、月曜日の抗議行動を組織する主体であると信じていると述べました。
母親は免除
グアム・ハートビート法は、政府職員にその規定を執行する権限を与えるのではなく、民間人に、この法案に違反した可能性のある人物を最高1万ドルで訴える権限を与えるものです。ただし、中絶を希望する女性、または中絶を得た女性は、そのような訴訟の対象から除外されます」
この措置はテキサス州の法律に類似しており、中絶がまだ憲法で保護されていた時代に司法審査から逃れるために作られたものです。
しかし、6月に連邦最高裁は、中絶を憲法上の権利とする古い判例法を廃止する画期的な判決を下しました。これにより、グアムのハートビート法やテキサスの法律のような文言は必要なく、各州が直接的に禁止することができるようになりました。
1990年に制定されたグアムの旧禁止法は、中絶を求める女性や入手した女性にも刑事罰が課されるものです。
当時の判例により、この禁止令は違憲とみなされ、差し止め命令下に置かれ、今のところ適用されません。しかし、撤廃されることはありませんでした。グアム・ハートビート法がどうなるかはまだわかりませんが、次期検事総長のダグラス・モイラン氏はすでに、古い禁止令にかけられた差止命令を解除するよう動く予定だと述べており、そうなれば強制力を持つことになります。
