＜サイパン＞検事総長、トレス元知事に対する裁判で特別検察官を採用

検事総長室は、ラルフDLGトレス前知事に対する刑事訴訟の起訴を支援するため、テキサス州の民間弁護士を雇用しました。

2023年3月6日、地元最高裁判所のアレクサンドロ・カストロ裁判長は、高等裁判所訴訟番号22-0050、Commonwealth v. Ralph Anthony DLG Torresにおいて、特別検察官として活動するジェームス・ロバート・キングマン（James Robert Kingman）氏の今回限りの申請を承認しました。

また、高等裁判所は、5,000ドルの特別弁護人許可費用を免除しました。

キングマン氏は、チーフ・ソリシター補佐のロバート・グラス・ジュニア氏と仕事をすることになり、彼の特別弁護人としての資格は1年後に失効する予定です。

申請書によると、キングマン氏は、公共汚職やホワイトカラー犯罪など、長年の検察官の経験があると述べています。

テキサス州では弁護士資格を有し、優良な弁護士会員です。

2022年4月8日、検事総長の事務所は当時の知事に対して、自分自身および／または妻のダイアン・トレス（Diann T. Torres）夫人のためのビジネスクラス、ファーストクラス、その他のプレミアムクラスの航空券の発行に関する公職における不正行為12件と窃盗1件を主張する刑事訴訟を提起しました。

訴状では、前知事が2018年4月から12月にかけて、自身と妻のダイアン・T・トレス夫人のためにビジネスクラス、ファーストクラス、その他のプレミアムクラスの旅行券を購入したことに関連して、9回にわたって「公職における不正行為」を行ったとされています。

訴状には、2018年4月から2019年5月30日までの間、前知事が公費を使って2万ドルに上る旅費を支出したことに関する窃盗罪が含まれていました。

また、立法府の召喚状に従って出頭しなかったことに対する1件の侮辱罪の容疑もかけられています。

トレス氏は容疑を否認しています。

2022年9月、アルベルト・トレンティーノ判事はトレス氏に対する侮辱罪の訴追を確定なしで棄却しました。判事は、「特権的で機密性の高い情報に触れることは許されず、グラス氏がカウントXIV（侮辱罪）で…トレス氏を訴追することはできない」と判断しました。

確定なしということは、告訴のやり直しが可能ということです。

2023年1月、トレンティーノ判事は、裁判を2023年2月13日から2023年6月5日に変更するようトレス氏の要請を認めました。