<グアム>第2回ムーア裁判の陪審員選定がより早く進むと弁護士が予想
アガナハイツでの車上狙い事件に関するニコラス・ムーア被告の2回目の裁判の陪審員選定は、1回目の裁判よりも早く進むと弁護士は予想しています。
月曜日、グアム高等裁判所において、2020年10月15日にアガナハイツで男性を射殺したとして、加重暴行、テロ行為、武器の不法所持の罪に問われているムーア被告の裁判の陪審員選定手続きが行われました。
また、何度か休みを挟みながら約半年間続いたムーア被告の初公判は、1月に無効審理に終わったため、今回が2度目の陪審員選出の必要な回となりました。
陪審員の選定が2日目に入った火曜日、グアム・デイリーポストは、ムーア被告の弁護士の一人であるマイケル・フィリップス氏に話を聞きました。
「それは『数週間座れるのか(続けられるのか)?』『この裁判が続くかもしれないことを理解していますか?』『裁判所(裁判官)、検察、被告人、弁護人を知っていますか?』といった定番の質問ばかりです」とフィリップス氏は述べ、火曜日には全く新しい陪審員パネルで同じ質問をする予定だと付け加えました。
この2日間で2つのパネルが縮小されたことを受けて、フィリップス氏は、水曜日までには、検察側と弁護側がそれぞれの希望に関連した質問をすることになるだろうと述べています。
「弁護側からの例としては、陪審員が合理的な疑いの意味を合理的に理解できるかどうかということが挙げられます。そして、(無罪の)推定が最も難しいと私は考えています」とフィリップス氏は語りました。
検察官のバジル・オマラン検事補は、事件に関する知識のない陪審員を探しているとポスト紙に語っています。
「我々はただ、外部からの情報を持たず、ただ証拠に頼った公正で公平な陪審員を選びたいだけであり、そこから出発する」とオマラン氏は述べ、陪審員の選定が水曜日までに完了することを望んでいると付け加えました。
ポスト紙のファイルによると、ムーア氏の一審の陪審員選定は、弁護士が冒頭陳述をするまでに約1週間を要したとされています。
フィリップス氏は、陪審員選任にかかる時間を聞かれ、今回はもっと早く終わると思うと答えました。
「というのも、両者も裁判官も、証拠を熟知しているので、本当の問題はわかっている。だから、陪審員選定では物事が進み、裁判は以前より早く終わると思う」