<サイパン>IPIタワークレーンが危険なため、DPWがハイビスカス・レーンを閉鎖へ
ガラパンのカジノホテル「インペリアル・パシフィック・インターナショナル」のタワークレーンが危険な状態にあるため、公共事業局DPWはハイビスカス・レーンを通行止めにします。
ハイビスカス・レーンは、ガラパンのジョーテンとIPIの間の通りで、IPIの3基のタワークレーンのうち2基の真下にあり、連邦裁判所の命令により3年前にカジノホテルの建設が中止されて以来、老朽化が進んでいます。
月曜のインタビューで、DPWのレイ・N・ユムル局長は、サイパンで唯一のカジノ運営会社を管理する規制機関であるコモンウェルス・カジノ委員会が、放置されたIPIの建設現場を検査する認可を求める要請に対してまだ回答していないと述べました。
DPWの建築安全検査官は、タワークレーンを含む建物の電気、機械、標準部品の状態を査定評価したいと考えています。
ユムル氏は、「ジョーテンとIPIの間の道路であるハイビスカス・レーンの緊急通行止めを、追って通知があるまで発令するつもりである」と述べました。
これは、アーノルド・I・パラシオス知事がサイパンに熱帯低気圧第2号を宣言したことに伴うものだそうです。
「タワークレーンが撤去されない限り、道路が再開されることはないだろう」とユムル氏は言います。
同氏はまた、市民の安全を確保するために、検事総長事務所と法的な選択肢を検討していると付け加えました。
タワークレーンの操作とメンテナンスを担当したIPIの元社員、ジェシー・アキニンゴック氏は、別のインタビューで、適切なメンテナンスが行われていれば、タワークレーンの寿命は最長で6年であると語りました。現在、IPIのタワークレーンのメンテナンスはゼロで、すでに錆びてしまっているとのことです。
台風でタワークレーンが倒れることはないかと聞かれ、アキニゴック氏は「ない」と答えました。タワークレーン6号機で残っているのはマストで、未完成のビルに取り付けられているそうです。タワークレーン5号機は、アームとジョブブームの間にあるブレーキのロックが解除されない場合にのみ落下する可能性があると彼は付け加えました。
アキニゴック氏は、ブレーキのロックはすでに解除されているので、タワークレーンのアームとジブブームは強風に従うだけだと考えていると言います。クレーンのブレーキがロックされたままだと、より危険であることを同氏は改めて強調しました。