＜サイパン＞知事：NMIは「逆流」に巻き込まれる
地元のビジネス・リーダーの中には、中国観光市場の復活を望む者もいますが、アーノルド・パラシオス知事は火曜日、米軍を含む連邦パートナーとの結びつきを強化することを望むと述べました。
「米国上院での私の様々なスピーチや、最近グアムで行われた米国議会の公聴会を見ると、私たちが置かれている地政学的な状況から、私たちは常に脆弱であることを指摘している」とパラシオス知事は言います。
彼はまた、1億5000万ドルの迂回飛行場とテニアンでのCNMI合同軍事訓練が「間もなく開始される予定であり、私たちはそれらを意識に入れる必要がある」と指摘しました。
「即席の満足だけを求め続けることはできない」と彼は言い、CNMIは「本当に持続可能な経済」を作らなければならないと付け加えました。
「つまり、米国がグローバル化、特にアジア太平洋地域のグローバル化を提唱したため、我々は外国からの投資に門戸を開きました。しかし、2020年、2021年に地政学的な状況がどうなるかは誰も教えてくれなかった」とパラシオス氏は米中関係の悪化について言及しました。
「だから、私たちは逆流に巻き込まれているのです。プレッシャーを感じますか？信じられないかもしれませんが、私はそう感じています。中国人観光客を増やしたいという（ビジネス）コミュニティからのプレッシャーは感じています。しかし、これは私だけのコントロールではないと断言できます。国益と国家安全保障に関わることなのです」と彼は言いました。
パラシオス政権は、「コモンウェルスの中国投資への過度の依存から脱却し、この地域の連邦政府パートナーや同盟国との関係強化を目指す」と発表しました。
彼は、「地政学的潮流の変化に伴う中国市場の不安定さを懸念し」、「コモンウェルスが国家安全保障上の懸念にさらされる可能性を懸念している」と述べました。
中国市場
月曜日、サイパン商工会議所のジョー・C・ゲレロ会頭は書簡の中で、コモンウェルス・ポート・オーソリティのキンバリン・キング＝ハインズ理事長に対し、「NMIと中国間の航空サービス再開のために、既存の要件内で作業する道を見つけるために、連邦政府と関与することを検討するよう」求めました。
彼は、アメリカ政府が「我々の厳しい経済状況（とユニークな政治的・地理的位置）を認識してくれることを望んでいる…」と述べています。
ゲレロ氏は、CNMIは「この地域におけるアメリカの政策の最前線にある戦略的で有益な商業的関与を通じて、観光収入の完全な再開を得るために国家に参加する」ことを望んでいると述べました。
ゲレロ氏は、Covid-19の大流行以前は中国からの観光客が入国者の44％を占めていたことに触れ、「NMI経済が現在置かれている脆弱な立場を認識する必要がある」と言っています。
その中心的な問題は、「中国市場のような持続可能な観光市場がないことです。NMIの観光経済の構造は、3つの主要観光市場の多様な組み合わせから、たった1つの観光市場へと変化している」と述べました。
要するに、「現在の現実は、私たちの卵はすべて1つのカゴの中にあり、私たちは生き残るための十分な卵を持っておらず、私たちのコミュニティは苦しみ続けている」ということですと彼は言いました。追加的な供給元市場および／または連邦政府からの手当てがなければ、より多くの企業が閉鎖され、米国人労働者の雇用が失われ、多くの人々、「特に、私たちの最も弱い立場にある人々、私たちのマナムコ’と貧困に苦しむ人々」が不必要にその結果に苦しむことになります。
パンデミック前の2019年、中国からの入国者数は185,536人でした。この数字は、2020年には18,550人、2021年には12人、2022年には186人に激減しました。
2023年4月の中国からの入国者数は164人、5月は392人、6月は503人、7月は1,075人でした。
