<グアム>汚染されたビーチ:雨水流出が原因と思われる
2023年7月26日(水)に撮影された東ハガニャ海岸の一帯。グアムの29のビーチがグアム環境保護局によって汚染されていると判断され、ビーチに行く人は安全でない海域に近づかないよう勧告されている。
フランク・サン・ニコラス/The Guam Daily Post
グアムの29のビーチがグアム環境保護庁によって汚染されていると判断され、ビーチに行く人は安全でない海域に近づかないよう勧告されています。
「統計的基準値130腸球菌/100mL、幾何平均基準値35腸球菌/100mL未満の水質サンプルを分析したビーチは、注意報が出される」とグアム環境保護庁スポークスマンのニック・リー氏は言っています。
9月14日にグアム環境保護庁が採取した42のサンプルの結果、以下の場所で細菌濃度が許容基準値を上回りました:
– アデラップ・ビーチ・パーク
– アデラップ・ポイント・ビーチ
– アサン湾ビーチ
– パゴ湾
– バンギ・ビーチ
– ニミッツビーチ
– 北ホガット・マリーナ、チャリガン・クリークの南。
– トクチャ・ビーチ-ホガット、橋と墓地。
– ハガニャ・ベイサイド・パーク
– ハガニャ・チャンネルとアウトリガー・ランプ。
– パドレ・パロモ・ビーチパーク
– 西ハガニャ湾、西排水溝。
– ピティ湾
– サントス・メモリアル
– トグアン湾
– フモタク湾
– マレッソ桟橋
– タロフォフォ湾
– ドゥンカ・ビーチ
– 東ハガニャ湾、アルパン塔、トレンチャービーチ。
– ゴンナ・ビーチ、オクラ・ビーチ。
– ナトンビーチ、フジタ。
– タガチャン湾。
グアムEPAの9月15日付勧告によると、これらの海域で泳いだり、釣りをしたり、遊んだりすると、喉の痛みや下痢などの軽症につながる可能性があります。また、髄膜炎、脳炎、重度の胃腸炎など、より深刻な病気につながる可能性もあります。
月曜日の時点で、グアムEPAは海水浴客からの病気の報告は受けていません。
島全体に汚染ビーチが多いのはなぜか?
「グアムのビーチで腸球菌の指標濃度が高くなるのは、通常、雨水の流出が原因です。大雨の時期には流出が増えるため、ビーチへの注意喚起が多く出されます」とリー氏は言います。
島が先週経験した大雨と荒天は、海水汚染の唯一の要因ではありませんでした。
「雨水の流出に加え、腸球菌のような糞便性指標菌の発生源としては、廃水処理場の排水や浄化槽の漏水などがあります。また、動物、植物、砂、土、堆積物など、人間以外の自然由来の糞便性指標菌の発生源もあり、これらは降雨時に水域に運ばれる可能性があります」とリー氏は述べました。
水域の汚染はいつまで続くのか?
リー氏によると、「潮の満ち引きや海流の循環の変動、降雨量の増減は、浜辺の腸球菌の濃度に影響を与えます。通常、海水浴場は週に1回サンプリングされるため、サンプリング頻度を大幅に増やして濃度レベルを観察しない限り、海水浴場の腸球菌指標濃度が変化する時間を決定することは難しい」とのことです。