＜サイパン＞CHCC腫瘍センターは患者の転帰を改善したとCEOが語る
コモンウェルス・ヘルスケア社の腫瘍センター。
写真：Emmanuel T. Erediano
コモンウェルス・ヘルスケア・コープの腫瘍センターは、CNMIにおける患者の転帰を改善したと、CHCC最高経営責任者のエスター・L・ムナ博士が語りました。
CNMI医療紹介プログラムの利用率と関連費用に関するCHCCの分析と報告書によると、2020年に腫瘍センターが開設される前は、患者は腫瘍学サービスのために島外に送られていたとのことです。
同報告書によると、2019年には、全紹介患者の16％に当たる291人の患者が、腫瘍学サービスのために医療紹介で島外に送られました。この数は2020年には17人に激減すると報告書は付け加えました。CNMI医療紹介サービスの記録によると、2014年から2019年まで、腫瘍学サービスを求める患者は、全島外患者の平均16.5％を占めていたとのことです。
別のインタビューの中で、CHCCのフアン・N・ババウタ理事長は、腫瘍センターが2020年にオープンして以来、腫瘍関連の病気に対する島外からの紹介は70％減少したと述べました。
しかしムーニャ氏は、紹介が減少した一方で、CNMI唯一の病院では現在、腫瘍科の診療を受ける患者が増加していると述べています。
その一人がフェリペ・Q・アタリグ氏で、元マリアナ地区議会議員、ミクロネシア議会議員であり、1976年の第1回憲法制定大会の代議員でもあります。
インタビューでアタリグ氏は、CNMIの腫瘍センターを誇りに思うと述べ、島外に行く必要がなくなったため医療費が最小限に抑えられ、自分だけでなく家族にとっても大きな助けになったと付け加えました。
「CHCCがここに腫瘍センターを開設したのは、非常に賢明な判断でした」と現在84歳のアタリグ氏は語りました。
早期発見
ムーニャ氏によれば、腫瘍センターは早期発見を可能にするサービスへのアクセスを改善したとのことです。これにより、癌の初期段階が発見される可能性が高まります。
「それは、常にこのプログラムの目標であった患者の転帰を改善します」と彼女は付け加えました。
治療関連の緊急事態が発生した場合、「CHCCの医療システム内で包括的かつ協調的な医療アプローチを促進する」ことによって、センターはより迅速な対応と介入を可能にするとムーニャ氏は述べました。
彼女は、投薬には1サイクルあたり2万ドルから3万ドルの費用がかかり、各患者は6サイクル以上の治療を受ける必要があると指摘しました。
ババウタ氏によれば、腫瘍センターは、島外に紹介されるはずだった患者に提供するサービスのために、週に20万ドルから30万ドルを費やしているとのことです。
ムーニャ氏は、腫瘍センターがあることの本当の利点は、「この島で治療を受けることの価値」だと言いました。
「医療費のことを考えるとき、私たちは宿泊費や滞在費、旅費のことだけを考えることがあります」
島で腫瘍学サービスを受けることは、「単にお金を節約するだけでなく、命を救い、患者に島でがんと闘うチャンスを与えることでもあります」と彼女は言っています。
ムーニャ氏は、CHCCは現在、より多くのがん症例を早期発見していると述べ、「より多くの命が救われるでしょう」と付け加えました。
ムーニャ氏は、CHCCは「腫瘍学に多額の費用を支払っているが、地域社会にとっての価値は非常に大きい」と繰り返しました。
「早期発見によって人々の命を救っているのです。患者は治療を受け、闘うチャンスを得ています。 治療が地元で受けられるので、患者は家族や友人と地元にとどまることができます」と彼女は言います。
文化的に敏感
月曜日に行われた別のインタビューで、CNMIで唯一の腫瘍専門医であるピーター・ブレット医師は、約4年前に腫瘍センターを立ち上げて以来、「私たちは人々を助けることに成功してきました。つまり、患者によっては、働けないような遠くへ行かなくても、仕事を続けられるということです」と述べています。
ブレット氏はまた、「文化的に配慮した」ケアを維持するためにできる限りの努力をしていると語りました。CHCCの腫瘍クリニックでは、「私たちはできる限り、文化的に配慮したケアを提供していると思います」と彼は付け加えました。
カリフォルニアで30年間腫瘍内科医を務めたブレット氏は、がんを早期発見するための検診を受けなかったり、予防策をとらなかったりする人がいると言います。
「私たちはそれを変えなければなりません」と彼は言い、CHCCが無料のがん予防検診プログラムを提供していることを付け加えました。 「私たちは、がんを早期に発見するために、それを推進しようとしているのです」
