<ロタ>RTTCの突然の利上げにより「ロタ島の経済的混乱」
ロタ島ソンソンにあるトーマス・カマチョ・メンディオラ商業海港のファイル写真。西港とも呼ばれる。
フェルディ・デ・ラ・トーレ
ある海運会社の代理店によると、ロタ港の港湾荷役サービスと設備使用に対してロタ・ターミナル・アンド・トランスファーカンパニー(Rota Terminal and Transfer Company)が課した突然の料金値上げは、ロタに「経済的混乱」をもたらし、その影響は計り知れないとのことです。
昨日の報道時点で、サイパン・トリビューンはまだRTTCからのコメントを得ようとしています。
Seabridge Isla Shipping Companyの代理店であるPedro Q. Dela Cruz氏は、木曜日にCommonwealth Ports Authorityの理事長であるJose C. Ayuyu氏に手紙を書き、CPAがRTTCの運営全般に関する契約条件、特に公表されている料金表の遵守状況を見直すまで、直ちに介入し、料金値上げを保留するようRTTCに助言するよう求めました。
新料金表案では クレーン使用料が1時間あたり290ドルから500ドルに値上げされます。5トンフォークリフトの使用は1時間当たり190ドルから325ドルに上がります。2.5トンフォークリフトの使用も1時間当たり155ドルから275ドルに上がります。
サイパン・トリビューンの問い合わせに対し、ポール・A・マングローニャ上院議員(無所属ロタ)は昨日、ロタは2023年5月のマワー台風以来、グアムでの船舶の再配置のため、船舶/バージのサービスを行っていないと述べました。同氏は、定期船便は今まさに再開されつつあるが、このようなインバウンド船の港湾荷役サービスの大幅な増加は、すでに住民が耐えている法外な物価は言うまでもなく、ロタの経済発展を妨げるものであると述べました。
デラクルス氏は、アズズ氏とCPAのレオ・トゥデラ専務理事がロタ島を短期間訪問した際に示したように、RTTCの料金値上げは2010年7月に公表されたタリフを遵守していないと述べました。
デラ・クルズ氏によると、長年にわたるサービス料金の値上げを反映した改正料金表の記録はないとのことです。
同代理人によると、料金値上げはタリフの要件に従って発表されたものではなく、またそのような値上げはRTTC理事会によって検討・承認されたものでもないようです。同代理人によると、RTTCはこれまで長年にわたり、選挙で選ばれた取締役会を持たなかったとのことです。
RTTCによる今回の運賃値上げにより、シーブリッジはRTTCによる全体の値上げを反映した運賃にも影響を与えるため、現在運賃を査定し、顧客に通知しているとデラクルス氏は述べています。
実際、Seabridgeは2024年4月2日にサイパンからロタへの輸送サービスを再開する予定であったが、この問題のため、いつ定期輸送サービスを再開できるか、正確なスケジュールを控えているとしています。
デラ・クルズ氏は、アズズ氏およびトゥデラ氏との話し合いの過程で、CPAがRTTCに対し、運賃の見直しが完了するまで運賃値上げを実施しないよう直ちに通告することは可能かとトゥデラ氏に尋ねたと言います。
彼によると、料金の値上げ率は平均71%から77%と非常に高いとのことです。
デラ・クルス氏は、この問題が続けば、シーブリッジ社はロタへの船便を完全に廃止せざるを得なくなると考えています。これはロタ島の住民だけでなく、CNMI経済全体にとっても良くないことだと言います。