＜サイパン＞CNMI政府 IPIは収益を上げられず、カジノとして運営できない
2024年6月21日金曜日、ガラパンにあるインペリアル・パシフィック・インターナショナルの未完成のホテル・カジノ・リゾートのファサード。
写真：ブライアン・マナバット
J.ロバート・グラスJr.首席検事補が代表を務めるCNMI政府は、このカジノ投資家には収益を上げる能力もカジノとして運営する能力もなく、「再建する事業もない」として、連邦破産裁判所に対し、インペリアル・パシフィック・インターナショナルの連邦破産法第11章の申請を第7章に変更するよう要請しています。
米国破産法では、連邦破産法第11章により、企業は債務を再構築し、事業を継続することができます。
連邦破産法第7章は、債務者の財産を清算し、その代金を債権者に分配するものです。
木曜日に提出された申し立てでグラス氏は、CNMI政府は債務者の最大の無担保債権の52.8％にあたる87,573,315ドルを「インサイダーではない」債権者が代表していると述べました。
「この負債は、債務者が2020年以降、いくつかの連邦機関への支払いを怠ったために蓄積されたものである。コモンウェルスに支払うべきその債務$62,010,280.00は、債務者が2020年8月12日、2021年8月12日、2022年8月12日、2023年8月12日を期限とする年間ライセンス料の不払いに対するものである」
「コモンウェルス・カジノ・コミッションに対する負債$17,620,000.00は、2020年10月1日、2021年10月1日、2022年10月1日、2023年10月1日を期限とするカジノ規制料金の債務者の未払いに対するものであり、関連するペナルティを含む」とグラス氏は述べました。
また、IPIはCNMI財務省課税歳入局に対し、違約金と利息を含む税金の未納分7,943,035.39ドルを支払う義務があると述べました。
グラス氏によると、IPIは2020年以降営業していないため、「収入がなく、2024年4月28日が支払期限である賃料や、2024年8月12日が支払期限である年次カジノライセンス料のような、申立後に発生し続ける債務を支払うことができない」としています。
「債務者には収益を上げる能力がなく、ホテルの建物は未完成で、一度も稼働したことがない。さらに、債務者にはカジノとして運営する能力はなく、カジノゲーミングライセンスは現在停止されており、本訴訟の提起により停止されるまで、債務者が委員会に多額の料金を支払っていないこと、および給与準備金を要求する委員会の命令に従わないことを理由に、ライセンス取り消しを求める2つの手続きが係属中であった。また、常務理事によって、債務者のカジノライセンス取り消しを求める他の苦情も提出されている」
グラス氏によると、IPIは「コモンウェルスからの公有地のリース契約LA 15-002Sで義務付けられている適切な火災保険、損害保険、賠償責任保険の維持も怠っており、債務者の破産財団と公衆に重大なリスクをもたらしている」とのことです。
「全体として、入手可能な公開情報に基づき、債務者は破産法第11章に基づく手続きを成功させるだけの財務的資力を有していない」とグラス氏は述べました。
同裁判官は、IPIは「更生する事業もなく、更生の合理的な可能性を示すこともできず、保険の維持も怠っている」と述べました。同時に、債務者は破産手続き後の資金調達で破産財団を$7,000,000（うち$400,000.00は当裁判所の中間命令で許可され、残額は2024年6月21日の第一日申し立て審理の最終命令で決定される）で担保に入れようとしており、債権者団体はこの訴訟で明らかに不利な立場に置かれている」と述べました。
Glass氏によると、「債務者が連邦破産法第11章による再建に関連する費用を不必要に負担し続けることは、債務者の債権者にとっても財産にとっても利益にならない」としています。
従って、破産法第1112条(b)に基づき、裁判所がIPI事件を破産法第7章に基づく事件に変更する「理由」があるとGlass氏は述べています。
一般無担保債権者公式委員会は、約2億6,250万ドルの債権を持つ160人以上の無担保債権者を代表するもので、カジノ投資家が確保したとする700万ドルの融資のうち、残りの660万ドルについて、IPIが債務者占有融資案を最終的に裁判所が承認するよう求めることに反対しています。
IPIは4月19日にNMI地方裁判所に連邦破産法第11章を申請し、債権者に1億6580万ドル以上の債務があるとしています。
