<グアム>NAVFAC、ガラス防波堤の修復に3億3000万ドルを発注
米国海軍施設工学システム司令部マリアナ(NAVFAC)は、グアムのガラス防波堤の修復に3億3050万ドルの契約を発注しました。NAVFACマリアナのプレスリリースによると、この防波堤は潮流や高潮から守り、安全な港湾を提供するとのことです。
5年間の契約は、カリフォルニア州シルマーに拠点を置くTPC-NANに発注されました。同社は、造船所インフラ最適化プログラム複数受賞建設の5社のうちの1社です。
「この契約の発注は、海軍の活動とグアムのコミュニティの両方にとって画期的な前進です。このプロジェクトは、自然災害に対する私たちの回復力を強化し、住民の生活を支える重要なインフラ改善を提供します」と、NAVFACマリアナ司令官のトロイ・ブラウン大佐はリリースで述べました。
NAVFACは、2023年6月から2024年8月の間にガラス防波堤のインフラ被害が記録されているため、修理が必要であると指摘しました。
NAVFACによると、「ガラス防波堤のインフラ被害には、2023年6月から2024年8月の間に記録された、防波堤幹のフィリピン海側に沿った岩石装甲の損失と、アプラ港外湾口にある防波堤先端の装甲損失が含まれる」とのことです。
海軍は、防波堤を修理しないと、グアムに波及効果が生じると述べました。
「防波堤がなければ、アプラ港外湾の状況が適切になるまで、入港する海上交通は沖合で待機しなければなりません。これにより、重要な医療用品、発電および輸送用の燃料、建設資材、家庭用品、機器などの配送が遅れる可能性があります」とリリースは述べています。
これを念頭に置いて、プロジェクトは防波堤の寿命を延ばすことに重点を置いています。
「この助成金には、防波堤の将来的な破壊の可能性を最小限に抑えるために、グラス・ブレイクウォーターの最も深刻な破損箇所 3 箇所の修復が含まれています」と発表文には記されています。
NAVFAC によると、このプロジェクトの今後の資金には、「グラス・ブレイクウォーターの先端からルミナオ・リーフまでの全長の装甲」の修復も含まれる可能性があります。
海軍によれば、設計段階は今月から始まり、2025年8月に「水中作業」が開始される予定とのことです。プロジェクトは2029年7月までに完了する予定です。